愛人に会うために東海道新幹線のキセル乗車を繰り返していた男が逮捕された。
愛人宅の名古屋で最短切符で乗車し、自宅のある新横浜では携帯電話で購入した最短切符で有人改札を突破。昨年7月以降、携帯の購入履歴から密会は40回。そのたび犯行を繰り返し、JRへの賠償金は最大270万円に上る可能性もある。ドケチ不倫愛の代償はあまりにも高かった。
神奈川県警が詐欺未遂の現行犯で逮捕したのは、大手住宅メーカー、ミサワホーム社員の男(41)。21日夜、密会から帰宅のため名古屋駅で名古屋~三河安城(1300円)と携帯で品川~新横浜(1240円)の乗車券と自由席特急券を購入。午後6時41分発「のぞみ」に乗車。途中の車内検札をやり過ごし、有人改札の突破を試みたが、見破られた。
「下車用に買っていた品川~新横浜間の切符の券面には『名古屋駅MV(携帯購入)』と印字される。自動改札の入場記録もないとくれば、プロの駅員はだませない。お粗末な犯行ですね」(旅行業界関係者)
JRの旅客営業規則によれば、キセル乗車の賠償金は正規料金の3倍。購入した最短距離の切符代は「詐欺の手段」とみなして含まないため、最低でも9440円×3×40回=約113万円。往路についても詐欺の手段とみなせば倍の226万円に。購入していた2区間+往路の切符代全部を加えれば、総額274万円にも上る計算となる。
ZAKZAK 2008/05/23
バレずにやってたんでしょ?