学力テスト分析結果、HPで公開 秋田市教委、領域ごとに独自集計
秋田市教育委員会は、「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)について独自にまとめた調査結果を、30日から市教委のホームページで公開した。国の指針に基づき、比較材料となり得る具体的な数値は明らかにせず、問題の領域ごとに独自に集計した平均正答率などが示されている。いずれの教科も全国平均を上回ったものの、「応用力が課題」といった考察も添えられている。県教委によると、全国学力テストの調査結果を何らかの形で公表する自治体は県内で初めて。
全国学力テストはことし4月、小学6年と中学3年を対象に、国語、算数・数学の各教科で実施。基礎知識を問うAと応用問題のBに分け、いずれの学年も計4種類の問題に取り組み、本県はいずれも全国トップクラスの好成績だった。秋田市では市内47小学校の6年生2815人、24中学校の3年生2824人がテストを受けた(1分校含む)。
調査結果の公開は、子どもと地域のかかわりの重要性という観点から、多くの市民に関心を持ってもらおうという狙いから。数値の分析や結果に対する考察は、市教委が小学5年と中学2年を対象に実施している市独自の「基礎学力調査」に沿って実施。小学国語Aは「読む」「書く」、中学数学Aは「数と式」「図形」などといった形で問題をそれぞれA、Bとも4つの領域に分類、その平均正答率を示した。比較材料になり得る市全体の教科・科目単位の平均正答率は公表していない。
さきがけ新聞から
公表したことでなんらかが生み出されるのでしょうかっ。