お歳暮商戦が本格化 特典多いネット注文好調

 百貨店のお歳暮商戦が本格化している。最近は身近な家族や友人に贈る傾向が強まっており、各社はこだわりの商品に工夫をこらしている。食の偽装が相次いだ今年は、作り手の顔が見えるギフトが注目されている。また、様々な特典が増えたインターネットでの注文も好調だ。(田村龍彦)

 お歳暮商戦は例年、12月1日ごろがピークだが、競争が激しいここ数年は各社とも早期受注に力を入れている。高島屋と三越は10月から特設売り場で受け付けを始めた。お歳暮の売り上げは単価が上がっているため微増傾向で、高島屋(関東エリア)は昨年度は前年比4・4%増。今年の平均単価は4000円程度と予測される。

 とりわけギフトセンターで並ぶ必要がないインターネット注文は好調で、三越は前年に比べて9%増、高島屋は51%増を見込んでいる。

 ネット受注首位の三越はインターネットでの注文なら全商品送料無料。もれなく、呉服用の生地見本から作ったオリジナルの年賀状用イラスト素材をプレゼントする特典も用意している。高島屋も一定額以上の購入でオリジナルバッグをプレゼントするほか、伊勢丹も液晶テレビが当たるキャンペーンを展開する。阪急百貨店は限定商品ながら10%割引で送料無料の特典がある。

産経新聞より 

 お歳暮、最近、数少なくなってきましたねぇ。