荒木コーチ 佐藤由を英才教育 |
甲子園のスターの教育は“元スター”にお任せだ。ヤクルトの来季投手コーチ就任が決まった前西武投手コーチの荒木大輔氏(43)は、高校生ドラフト1巡目の157キロ腕、仙台育英・佐藤由について「いい選手なら1軍、駄目なら2軍」と特別扱いしない考えを示した。その上で「素材は涌井以上。157キロを投げる投手はプロにもいない」と高く評価。将来のエース候補を1対1で対話重視の“荒木塾”の中で投球術、メンタル面、そして甲子園のスターならではのファンへの対処法なども伝授していく考えだ。 佐藤由は今夏甲子園で157キロを出してブレーク。ドラフトでは5球団が競合した。一方の荒木氏も早実のエースとして5季連続甲子園出場し、アイドルと騒がれて入団。現役時代は3度の右ひじ手術の末にエースとなり球場を沸かせた。倉島球団専務は「2人は甲子園で活躍し、周囲から注目される道を歩んでいる。荒木君にも成功や失敗はあったはず。それを伝えてほしい」。佐藤由に荒木氏がヤクルトで背負った背番号「11」を継承させるのは、球団側のそんな願いも込められている。 荒木氏は95年以来となる古巣復帰に「スワローズのユニホームを着ることはできないと思ったこともあったけど…。本当にうれしい」と就任会見で“大ちゃんスマイル”を振りまいた。背番号は72。本格始動は11月5日からの松山秋季キャンプ。荒木2世を育て、高田新監督を胴上げへ。荒木氏が古巣に恩返しする。 |
スポニチから
もちろん特別扱いはいらないですよねぇ。