五輪に備え…4日間の交通規制で汚染物質5815トン削減
北京市、大気観測

中国北京市の環境保護局は30日までに、来年の五輪に備えて8月17日から4日間実施した交通規制時の大気観測結果を公表した。大気汚染の主因である窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素、浮遊粒子状物質(SPM)の濃度は15~20%低下し、排出削減規模は計5815トンに達した。

 北京市は、五輪の際に大気汚染と交通渋滞を緩和するため、予行演習として4日間の交通規制を実施。プレートナンバー末尾が偶数か奇数かによって、1日置きに通行禁止とし、全体の3分の1強の約130万台を毎日削減した。

 環境保護局は中国科学院、北京大学など関係機関と合同で、最大規模の観測態勢で臨んだ。規制前日の8月16日と比べ、1日平均でNOxは87トン、一酸化炭素は1362トン、SPMは4・8トンそれぞれ排出量が減少した。

 北京市などは、今回の観測結果を基に、具体的な五輪時の汚染対策を作成する。市当局は、大気の質を一段と改善するには、自動車の規制では不十分で、工場からの排出規制など総合対策が必要とみている。(北京 時事)


フジサンケイビジネスアイから

 なんか急に変えていかなきゃならなくて大丈夫なんでしょうかっ。

 いままでどれだけ汚染されていたのでしょうかっ。