チンパンジーの捕獲や殺害を非合法化 シエラレオネ
2007.07.26
Web posted at: 14:59 JST
- REUTERS
シエラレオネ・フリータウン(ロイター) アフリカ西部シエラレオネで25日、チンパンジーの捕獲や殺害を禁じる法律が成立した。狩猟などによる減少を食い止めるのが狙い。
農林水産資源省がこの日、「今後はチンパンジーの保有や捕獲、殺害が違法行為になった」と全国放送のラジオで声明を読み上げた。さらに、違反者には1000ドル(約12万円)の罰金の支払いか禁固刑が命じられると説明した。
生態学の専門家によると、同国の野生のチンパンジーの数は、70年代には2万頭だったのが、狩猟や売買目的の捕獲などにより激減。91年から02年まで続いた内戦が終わり、チンパンジーなど野生動物の生息地に住民や狩猟者が戻って来たことも、個体数の減少に拍車をかけている模様だ。
同国政府は、今後1カ月間は、所有するチンパンジーを当局に引き渡し ても、罪には問わないとしている。
by CNN
少なくなったら困ります。