ヒラリー議員、3600万ドルの選挙資金獲得

2007.04.02
Web posted at: 18:08 JST
- CNN

ワシントン(CNN) 2008年米大統領選への出馬を表明しているヒラリー・クリントン上院議員(民主党)は、今年1─3月の10週間に選挙運動資金として2600万ドルを集め、中間選挙資金からの1000万ドルと合わせて、3600万ドルを獲得した。ヒラリー陣営の関係者が1日、記者会見で発表した。


関係者は、ヒラリー陣営が今年の集金目標を依然7500万ドルに設定していると述べた。ただ、政治評論家筋は、ヒラリー議員をはじめごく少数の出馬予定者が1年間に集める選挙資金が、1億ドルの大台に乗ると予想している。


ヒラリー陣営は銀行口座残高を公表していない。民主党予備選への割り当て金額や、ヒラリー議員が同党の指名を獲得した場合の本選挙向け資金額は、今月15日前後に発表される。集めた2600万ドルのうち、420万ドルはインターネットによる献金。


1─3月の選挙資金獲得状況は、出馬予定者に勝ち目があるか判断する基準とされる。民主党の資金額トップは、夫クリントン前大統領の政界人脈が追い風になっているヒラリー議員となる見込み。


従来の大統領選とは異なり、出馬予定者は予備選向け資金を集める一方、本選挙向け資金も準備しなければならない。米連邦選挙委員会の規則は、一般から集めた献金の本選挙割り当てを依然認めているものの、使われなかった場合は献金者に返還することを義務付けている。


ヒラリー議員はこの規則の初の適用例だが、予備選向け選挙運動に限定すると最初の3カ月で集めた資金額は、1999年のブッシュ米大統領(共和党)の760万ドル、ゴア副大統領(当時、民主党)の890万ドルを大幅にしのぐ滑り出し。2003年にジョン・エドワーズ上院議員(当時、民主党)は740万ドルを集め、当時としては民主党内で十分リードできる金額だった。ブッシュ大統領はこの時点で、再選に向けた選挙資金集めを開始していなかった。


1日午後までに資金獲得状況を公表した民主党の出馬予定者は、ジョセフ・バイデン上院議員のみ。関係者がCNNに語ったところによると、最初の3カ月で300万─400万ドルが集まると予想されており、同議員は中間選挙資金から190万ドルを移して加算する予定。予備選向け資金として2500万ドルを獲得できれば、選挙戦を戦えると予想している。ただ、世論調査でバイデン議員の支持率は1けた台にとどまっている。


共和党の出馬予定者の中では、マイク・ハッカビー前アーカンソー州知事がCNNに対し、50万ドルを集める見込みであることを明らかにした。銀行預金残高は30万ドルという。


CNNより

 結構、集まるものなんですねぇ。