ネット中継アクセス50万件 宮崎県議会注目度25倍 新知事人気を反映

 東国原(ひがしこくばる)英夫・宮崎県知事のデビュー戦となった同県議会で、本会議のインターネット中継アクセス件数が2月15日の所信表明から同27日の一般質問終了までの13日間で、前年同期比約25倍の50万件を超えたことが2日、分かった。同県議会事務局によると、議会のネット中継をしている42都道府県のうち、同県の件数は全国最多(2006年度)。議場外でも東国原ブームは止まりそうにない。

 最もアクセス件数が多かった日は、知事の宮崎弁を交えた所信表明があった議会初日の2月15日で、生中継が約3万4000件、録画約19万2000件。この日はHPが一時パンクするほどだった。13日間の合計では50万866件。

 山形県議会がネット中継を始める際にまとめた全国の都道府県議会アクセス状況によると、これまでの年間最多件数は千葉県の約16万7000件(05年度)。宮崎県議会は、この記録を今議会で大幅に更新した。

 同県議会では、前知事が逮捕された官製談合事件捜査さなかの昨年11‐12月の県議会中継でさえ、アクセスは1万7000件を超えた程度。同事務局は画質を落とすなど情報量を減らしてアクセス急増に対応しているが、担当者は「県外からの関心が高いのは結構だがパンクはご勘弁を。県民にまず見てもらわないと…」とうれしい悲鳴だ。

=2007/03/03付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞より
 すごい人気ですものね。やっぱり行動するのが一番です。