桑田がフリー打撃で好投

 米大リーグ・パイレーツのキャンプに招待選手として参加している桑田真澄投手が23日、フリー打撃に登板。持ち味を発揮した。桑田は初の打撃投手で6人に投げ、変化球を交えて内容のある投球をした。

 マウンドにさっそうと駆け上がると、テンポよく投げ込み、ゴロを打たせた。フリー打撃に初登板した桑田が、打者6人に30球を投げ、安打性の当たりは2本しか許さない好投。実戦に向け「第一歩を踏み出した感じ」と好感触を口にした。

 合流して数日の野手と比べ、早くから調整してきた投手の有利は間違いない。しかし、もう投手枠11、12人のほとんどが埋まっている。桑田にとって投球機会はすべてがアピールの場。今投げられる最高のボールを出し惜しみせずに投げた。

 右打者にはシュートの後、外角直球でゴロに仕留め、自慢のカーブでは大きな軌道で打者をのけぞらせた。昨季のナ・リーグ首位打者サンチェスには5球を投げ、2スイングで投ゴロと左飛。「制球のいい投手。外角のいい球には手が出なかった」と首位打者に仕上がりの良さを認めさせた。

 桑田は「始まる前は何本打たれるかと思った」そうだが、上々の内容に「シュートが有効で、カーブもびっくりしてくれた。めどが立った」と笑み。ベテラン右腕が確かな力を披露した。


 デイリースポーツより

 いい仕上がり。いいですねぇ。気合あるでしょうね。