三井住友海上:落雷リスク回避の「雷デリバティブ」開発

 三井住友海上火災保険は17日、落雷による企業のリスクを回避できる「雷デリバティブ」を開発したと発表した。一定期間の落雷数が平年より多かった場合、被害の有無にかかわらず補償金を支払う仕組み。落雷に対応する商品は業界初めて。

 落雷により工場の生産ラインが止まったり、パソコンのデータが損失するなど、雷により被害を受ける企業が多いことから、一定の需要を確保できると判断した。対象は当面、冬場の落雷被害が多い中国地方の企業で、製造業を中心に約50件の契約を見込んでいる。来年度以降は対象を全国に広げる方針。

 同社は保険金不払い問題で、金融庁から損害保険商品の新設を停止されているが、「雷デリバディブ」は金融派生商品の一種で、処分の対象にはならないという。【赤間清広】

毎日新聞より


  雷でだいぶやられるところあるみたいですものね。