イオンに優先交渉権 丸紅、ダイエー再建で
経営再建中の大手スーパー、ダイエーの筆頭株主である丸紅が、ダイエーの営業力を強化するための提携先選びで、イオンに優先交渉権を与える方針を固めたことが4日分かった。提携を提案していた米ウォルマート・ストアーズは脱落した。
丸紅は保有するダイエー株44・64%(議決権ベース)のうち、10%程度をイオンに売却する方向で条件を詰める。ダイエー系の食品スーパー、マルエツについても、ダイエーが保有する株式をイオンに一部売却することを検討する。月内にも正式に提携合意を発表する見通し。
資本提携が実現すれば、売上高で6兆円規模の巨大流通グループが誕生し、流通業界の再編の引き金になりそうだ。
ダイエー再建をめぐっては、イオンとウォルマートの2社が丸紅に提携案を提出。丸紅が内容を比較検討していたが、経営破たんしたマイカルを再生させた実績などを評価し、イオンと優先的に交渉に入ることにした。
提携では共同調達などにより物流面での効率化を目指す。イオンとの水面下の交渉は、これまで丸紅主導で進めてきたが、今後はダイエーも含め提携の具体策の調整に入る。ダイエーも同日「候補選定の検討を開始した」とコメントした。
ウォルマートは、傘下の西友とダイエーの経営統合を含めた提案を行ったもようだが、丸紅はシステム統合費用などが膨らむとして採用を見送ったとみられる。
ダイエーの産業再生機構に対する約1400億円の債務については、三井住友銀行など4金融機関がイオンとの提携実現を念頭に借り換え融資に応じることにしている。
丸紅は今年8月、産業再生機構が保有するダイエー株を買い取り、筆頭株主として再建に乗り出したが、小売りのノウハウが乏しいため提携する流通会社を探していた
丸紅は保有するダイエー株44・64%(議決権ベース)のうち、10%程度をイオンに売却する方向で条件を詰める。ダイエー系の食品スーパー、マルエツについても、ダイエーが保有する株式をイオンに一部売却することを検討する。月内にも正式に提携合意を発表する見通し。
資本提携が実現すれば、売上高で6兆円規模の巨大流通グループが誕生し、流通業界の再編の引き金になりそうだ。
ダイエー再建をめぐっては、イオンとウォルマートの2社が丸紅に提携案を提出。丸紅が内容を比較検討していたが、経営破たんしたマイカルを再生させた実績などを評価し、イオンと優先的に交渉に入ることにした。
提携では共同調達などにより物流面での効率化を目指す。イオンとの水面下の交渉は、これまで丸紅主導で進めてきたが、今後はダイエーも含め提携の具体策の調整に入る。ダイエーも同日「候補選定の検討を開始した」とコメントした。
ウォルマートは、傘下の西友とダイエーの経営統合を含めた提案を行ったもようだが、丸紅はシステム統合費用などが膨らむとして採用を見送ったとみられる。
ダイエーの産業再生機構に対する約1400億円の債務については、三井住友銀行など4金融機関がイオンとの提携実現を念頭に借り換え融資に応じることにしている。
丸紅は今年8月、産業再生機構が保有するダイエー株を買い取り、筆頭株主として再建に乗り出したが、小売りのノウハウが乏しいため提携する流通会社を探していた
西日本新聞より
イオンすごいですねぇ。