大学・短大進学率、今春52.3%で過去最高に

2006年08月10日20時30分

 浪人生も含めた大学・短大への進学率は今春、52.3%と過去最高になったことが10日、文部科学省が発表した学校基本調査(速報)でわかった。このうち女子は51.0%で、初めて5割を超えた。大卒、短大卒、高卒の就職率もそれぞれ上昇した。文科省は、景気の回復で雇用環境が改善されたため、とみている。

 一方、昨年度に30日以上欠席した不登校の小中学生は前年度より1100人(0.9%)少ない12万2000人で、4年連続で減少した。

 調査は今年5月1日現在で、国公私立すべての学校を対象に実施した。

 それによると、浪人生も含めた大学・短大の入学者は、昨年度より9000人減って69万4000人。だが、18歳人口に占める割合を示す進学率は0.8ポイント増の52.3%で、4年連続の伸びとなった。

 とりわけ大学への進学率は1.3ポイント増え、過去最高の45.5%。とくに女子は21年連続して伸びており、在学生の10人に4人は女子だ。また、大学院での女子の比率も初めて3割を超えた。

 就職率は大卒が63.7%(前年度比4.0ポイント増)。55.1%で過去最低だった03年度以降、3年連続で上昇し、98年春のレベルに近づいた。短大卒は67.7%(同2.7ポイント増)、高卒は18.0%(同0.6ポイント増)だった。

 一方で、家事手伝いや留学なども含め、進学も就職もしていないのは、大卒で14.7%、短大卒で11.9%、高卒で5.7%。アルバイトやパートなど一時的な仕事に就いているのは、大卒で3%、短大卒で5.2%、高卒で1.6%いた。

 また、小中学校で昨年度、30日以上欠席した子どものうち、心理的要因などで登校しないかできない不登校は、小学校で2万3000人(同2.6%減)、中学校で10万人(同0.5%減)だった。小中学生の総数に占める割合としては1.13%とほぼ横ばいだった。

asahi.comより


 みんなとりあえず、進学するんでしょうね。