本日の日経 13面企業2欄
『株主総会シーズンの幕開け』
【超要約】
トヨタ自動車が、先日17日に愛知県豊田市の本社で、
株主総会の開催し、株主総会のシーズンが本格化した。
【ざっくり解説】
なぜこの6月が、株主総会シーズンなのでしょう??
そもそも株主総会って何?
株主総会は、
株主によって構成され、会社の重要事項について、
会社の意思を決定する機関(組織)です。
どんなに小さな会社でも、
株式会社であれば、
株主総会(会社の所有者)と取締役(経営者)は、
必ず設置しなくてはなりません。
上場会社の場合は、取締役から構成される取締役会、
そして監査役会や会計監査人なども、
機関として設置しなくてはなりません。
株主総会は、会社の重要事項の意思決定をすると記載しましたが、
多くの場合、取締役(経営者)に経営を委任し、
重要事項を取締役会で決定することになります。
ただし、株主総会でないと承認できないこともあります。
取締役、会計参与、監査役といった役員の選任・解任などです。
加えて、株主総会は、経営を取締役に委任しているので、
会社の経営成績や財政状態の報告を受ける権利があります。
そのため、会社の成績表である『決算書』について、
株主総会で、
社長(代表取締役)や最高財務責任者(取締役)
などから説明を受けるのです。
ではなぜ6月なのかというと、
株主総会でいろいろ承認する権利を議決権といいますが、
その議決権は、会社が設定している基準日に、
その会社の株を保有しているかどうかで決まります。
基準日にその株を保有している人が、権利を行使できる株主となります。
ほぼほぼ、決算日を基準日にしています。
6月14日のブログ『日本企業に3月決算が圧倒的に多い理由は?』
でもご紹介したように、日本の上場企業の7割以上が3月決算です!
つまり、日本の企業の大部分が3月を基準日にしています。
その権利は基準日から3か月しか有効ではない(会社法124条2項)ので、
株主総会は6月に開催されることになります。
最近はあまり耳にしませんが、
以前は会社に嫌がらせをし、
金銭を脅し取っていた総会屋対策のために、
6月末の同日に一斉に株主総会が開催されていました。
最近は総会屋も減り、
株主は、いろいろな株主総会に出席するために、
日程をズラしてほしい思いもあるようです。