本日の日経 3面総合2欄
『社債発行 顔ぶれ多彩』
社債発行企業が増えていますね!!
16年ぶりの高水準だそうです(1月~6月 120社230本)。
【1月~6月の主な社債発行】
1月 JR東日本 500億円(4本)
4月 日産自動車 1200億円
5月 ソフトバンク 3000億円
6月 三菱電機 400億円
6月 楽天 300億円(初)
6月 三菱商事 300億円
6月 サントリー食品 400億円(初)
なぜ、社債がこんなに増加しているのでしょう??
株式市況が回復している現在は、
増資のほうがいいのでは??
【ざっくり解説】
借入や社債を他人資本といいます。
一方、増資など、株主から調達した資金を自己資本といいます。
他人資本による資金調達の、
メリットは、
① 自己資本に比べて調達コストが低い。
調達コスト:
他人資本の場合は、利息など
自己資本の場合は、配当など
② 節税効果がある。(支払利息は損金算入される)
③ 機動的に資金調達が可能。
Ex.コミットメントライン(※1)など
デメリットは、
④ 他人資本は必ず返済しなければならないので、
業績不調な企業は、利息の支払い不能により倒産する可能性が高まる。
一方で、増資などの自己資本の
メリットは、
① 会社は株主に対して返済の義務がない。
② そのため、会社が業績不調のときに、倒産するリスクは低くなる。
デメリットは、
③ 借入や社債など他人資本と比較し、株主が要求する配当などの調達コストが高い。
④ 節税効果がありません。
⑤ 1株当たりの価値が希薄化されるので、株価が下がる傾向にある。
このように、自己資本と他人資本のメリット・デメリットがありますが、
これは、企業それぞれの戦略ですね。
超低金利といわれる今、
社債によってまとまったお金を調達するのもありですし、
株式市況が上向きの今、
増資によってまとまったお金を調達するのもありです。
ただ、好況な今、超低金利の社債でまとまった資金調達を実施し、
利益率の高い事業に投資する方が、
高い配当など要求される増資などよりも利用されているようですね☆
ちなみに、借入と社債などを他人資本といいますが、
社債の方がまとまった資本調達ができます。
※1 コミットメントライン
「銀行融資枠」とも呼ばれ、銀行と顧客(会社等)が予め設定した期間・融資枠の範囲内で、顧客の請求に基づき、銀行が融資を実行することを約束(コミット)する契約。
一度、会社は、契約しておけば、いちいち契約しなくても借入ができるのです!