それは、父方の菩提寺でいただいた、月めくりのカレンダーにある言葉。

「こころにじごくがあるよ

   ひにちまいにちほのをがもゑる」

・・・・まさに、3月はそんな毎日でした。まだ終わっていないけど。

誤解半分、真実半分、そしてひどすぎる言葉を投げつけて去って行った

私の同志(と私が一方的に思っていた)との一件以来、

早朝覚醒と自己嫌悪が続き。離職以来忘れていたストレスが

戻ってきていました。

映画「そしてバトンは渡された」を昨日録画で見ました。

そして、バトンは渡された : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

 

永野芽郁さん扮する「優子」は、生まれて間もなく母を亡くし、

大森南朗さん扮する父親と二人暮らし、そこに美しくて気まぐれな女性

「梨花(石原さとみ)」が現れ、再婚し優子のママになる。

父親は夢を追って一人でブラジルに行き、優子と梨花の二人の生活が

始まる。梨花は優子を育てるための手段として、最初は資産家(市村正親)

と再婚し、次に商社勤めの大人しく従順な「森宮さん(田中圭)」と

再婚する。

 

優子を愛しながらもときどき姿を消ししばらく戻らない梨花。

その都度残された再婚相手達はなんとか優子の父親たろうとして

必死に努力するのです。

 

ストーリーは、ピアノの才能を持った青年との出会いも絡んでいくのですが、

最後は失ったと思った実の父や梨花とのきずなが思いがけない形で

蘇ってくる。そんな「いい話」です。

 

たまたま主人が録画していた作品で、なんの前知識もなく、最初は

5分見たら消去かな?くらいの低い期待値で観ていたのですが、

感動してしまいました。

 

優子の子供時代を演じた稲垣来泉ちゃん。うちでは「悪魔の子役」と

呼んでいまして、彼女が出てくるたびにあまりの可愛さといじらしさに

毎回泣かされてしまいます。

そして石原さとみさん。キレイ、可愛い。そんな形容詞ではなく、

すごい演技でしたよ。気まぐれオンナを演じながら実は心に深いものを

抱えている。すべては愛のため。見事でした。

 

優子は父親の再婚、そして再婚相手だった梨花の再婚、再々婚で

結局二人の母と3人の父親を持つことになる。3人の父親は

梨花と別れてもそれぞれに優子を愛しつづける。

そして、最後は自身の結婚で4つ目の名字の人生を生きる。

 

アレ?

私も似たようなもの?

母の3回の結婚。父の再婚(事実婚でしたが)

父親が3人、母親が2人だあ?

さらに自分が結婚二度目なので、名字は5回変わりました。滝汗

 

残念ながら母の再婚相手とは母の離婚以来二度とお会いすることも

無かったですけど(二人目は死別)。

父の奥様は母と呼んだことも母としてお付き合いもしなかったけど

大切な存在ではありました。ちゃんと感謝を伝えきれずに亡くなりました。

優子がちょっとうらやましい。
 

この映画を観た後の今朝は、久しぶりに早朝覚醒からの2度寝が

ちゃんとできました。そして、昼間の晴れ空の下、桜を見ながらお散歩。

「こころのじごく」がちょっとお休みしてくれています。

 

寝る前はハートウォーミング系のものを見聞きするのがいいんじゃないかな、

そう思った今日です。