友人のお母様の体調が心配です。

 

友人(女性)は既婚、子供なしでバリバリのキャリアウーマンでしたが、

還暦まで2年を残して、二年前、認知症で一人暮らしが危うくなった

お母様の自宅介護のために離職しました。

 

感情の起伏が激しくなり、行動の抑制ができなくなったお母様でしたが、

デイサービスを利用したり、お姉さまと時々交代したりしながら

なんとかやってきたものの、昨年11月にお母様が転倒で大腿骨骨折。

以来入院生活が続いています。

 

さらに、入院中に院内感染でコロナに罹り、以来、体力が

激減し、長期間の絶食で体重が30キロを割ってしまったそうです。

今年に入り、栄養投与を点滴から経鼻栄養に変更し、

少しは体力が戻ると期待したのですが。。。

 

少し前から傾眠状態が続き、先日はお見舞いに行っても眠ったままだったと。。。

 

一方で、今いる病院からの転院の話が出ているそうです。

 

え、今の状況で?介護施設も含めた転院の検討?

 

私の母が最後を迎えたころの状況とお母様の状態はとても似ているのです。

 

リハビリ病院で誤嚥性肺炎になり大学病院に戻された母。

長い絶食が続いたものの、私は母がまた以前のように食事を再開して

家に戻ってくるものと思っていた。なので、安心してダイビング旅行の

予定まで立てていたのです。

 

「念のため」旅行の出発を後らせた日に母は昏睡状態となり、

二日後に逝ってしまいました。

昏睡になる直前まで主治医の方からは悲観的な言葉は

なかったのです。昏睡に入ってからも、私はバカみたいに

母の目が覚めると思っていました。だから、最後の時間を母のために

すべて使わなかった。用事ででかけたり、外食したりしていたのです。

主人に至っては、予定していた旅行先に先乗りしていました。

なので、母を看取ることが出来ませんでした。

 

彼女のお母様もまさかこのまま、、、とどうしても考えてしまいます。

友人はまだ先が続くとおもって転院の条件に頭を悩ませています。

でも、もうそのような段階ではないのではないか?

母の事とどうしても重ねてしまいます。

 

今、病院はコロナ対策で面会時間も限られ、なかなか自由に会うことも

出来ないらしいです。でも、医師に掛け合って長時間付き添えるように

お願いできないものか。目が覚めたときに誰かいたほうがよいから。

そこまでは彼女にいうことが出来ました。

 

でも、その本当の理由「お母様はもうもたないかもしれない」という

私の危惧を、彼女に伝えあぐねています。

私と同じような無念を彼女に味わってほしくないのですが

どうしたものか。