今日は家にいて、手紙を書きました。

手紙は私の父親違いの兄へです。

 

母は私の父の前に結婚をしていて、相手の方が他の女性との間に子供をつくり、その方を家に連れてこられたため離婚し、実施である兄を親友のお姉さまの養子としました。

 

母の初婚の方はそれから結婚離婚を繰り返し、さらに婚外にも女性がいたため、兄は他にも異母兄弟がいて、その中の一人が私の学校の先輩で、その先輩から兄の連絡先を知り、母の死後、兄と連絡を取ったのです。それまでは、会ったことも話したこともありませんでした。先方も私の存在を知りませんでした。

 

兄との間では、誤解や紆余曲折あり。先方は子供時代から養子であることを周囲にしられいじめられて育った辛い経験をされ、一方私は能天気にも自分が受け入れられることを疑いなく連絡を取った際、凍り付くような言葉を投げつけたこともありました。が、49日より前に私の自宅にお線香をあげにこられ、その後も母の若いころの写真を所望され、今はご自宅で時々話しかけておられるということです。

 

母の遺品の中に、兄の写真が数枚あります。3歳ごろの七五三とみられる写真から始まり、学生時代、成人へと。ボードに貼られた結婚式の記念写真もありました。それらは兄の育ての母より私の母に送られたものでした。さらに、兄のお子さんの写真がある兄の年賀状に近況を綴ったものや、書簡もありました。

私はこれらは兄に見せるべきと思い、写真があることをお話しし、機会を待っていました。一周忌に愛知のお墓にお参りに行くので、会えませんか、と打診したところ、忙しいということもあるけれど「育ての両親に対しての気持ちがあるので」ということで、お約束はいただけませんでした。

 

このまま会わずに終わってしまうのもありだと思っています。でも、写真については兄に渡そう、と思いました。私の母と、兄の育ての母の間に絆があったことを、兄に知る権利があると思います。あるいは知りたくないかもしれない。でもそれを決めるのは私ではないので、写真とハガキを別封筒にいれて、同封しました。見たくなければ処分してください、と。

 

兄の反応は予測つきません。再び激高されてしまうかもしれませんし、私のやり方が乱暴かもしれません。でも、自分の胸にしまっておくのがどうも落ち着かず。今日一晩考えてみて、送るのは明日にします。