春の鎌倉を友達に誘われてぶらりと散歩。

円覚寺と東慶寺を参拝し、ビーフシチューでランチをとったあとに訪れたのは建長寺。

鎌倉に行くときは、気が付くといつも足を運んでいる好きなお寺のひとつ。


建長寺に着いてみると、門前に屋台がずらりと並んでいる。

こんなの初めて。
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ゆるキャラらしき着ぐるみもいて、子どもに取り囲まれている。

「海の子ホヤぼーや」という名前らしく、この写真ではわからないけれど剣はサンマ、ベルトはホタテだ。
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屋台がどれも美味しそうで、ランチ直後でなければ焼き牡蠣とか食べたかったなぁ。
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復興支援気仙沼屋台祭りが開催されていて、復興屋台村気仙沼横町ができているのだそうだ。


建長寺の境内に入り、お参りをしようとお堂に行くと、そこでは追悼チャリティコンサートが開催されていた。

コンサート後に義援金をおさめると甘酒とがふるまわれ、ステッカーがいただける。

私は甘酒もいただいたが、友達は甘酒は断りステッカーだけいただいていた。
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フルートやピアノ、津軽三味線、中国の琵琶などの生演奏と歌で、ユーミンの「春よ こい」や平原綾香の「ジュピター」や「津軽小原節」「津軽じょんがら節」、「花は咲く」、中国の古曲などが披露された。

一日に何度か、チャリティーライブと震災の語りべのお話が交互に開催されていたらしい。

演奏されている後ろのモニターでは震災や津波の映像が流れ、海外からの観光客が大勢訪れていたが食い入るように見入っていた。


お堂の壁一面に震災の写真が展示されている。

見たことのない写真がいっぱいあって、一枚一枚丹念に見て歩く。
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お堂を出ると人が集まっていたので行ってみたら、岩手の女子高校生たちによる奉納鹿踊が披露されている。
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元気のいい掛け声、威勢のいい太鼓の音、最後に顔を覆っている布をめくりあげて顔を見せてくれたが、みんな顔が真っ赤で汗びっしょり。

その一生懸命なまなざしに、改めて感動した。
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追悼コンサートが行われたお堂の入り口にあった「追悼・復興祈願祭」のお知らせ。

開催日は、きょう3月11日。
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鎌倉にあるいろいろな宗教が宗教の壁、宗派の壁を越えて一同に集まり祈りのリレーを行うそうだ。

場所はカトリック雪ノ下教会大聖堂。


この日、建長寺で開催されていたものも、この追悼・復興祈願祭の関連行事らしく、長谷寺では万灯会が開催されているようだ。

祈りのリレーは、キリスト教(カトリック)→鎌倉市仏教会→神道→建長寺→キリスト教(プロテスタント)→鎌倉市仏教会・・・という順のようだ。


最後には各宗教が一堂に会した式典があり、震災の起こった14時46分には鎌倉市内の仏教寺院、教会が一斉に鐘を鳴らすそうだ。

宗教は違っても、思いは一つ、心は一つというのが感じられて胸が熱くなった。


今回一緒に鎌倉を訪れた友達のご主人が気仙沼の出身で、何年か前にお母さまを亡くされたのだが、そのお母さまの眠るお墓も流されてしまったと震災後に聞いていた。

私は実際に被災地を訪れたことがないのだが、彼女はご主人と共に震災後早い時期に気仙沼を訪れている。

親戚や兄弟は無事だったが、同級生が何人か亡くなっているそうだ。


お堂に展示されていた写真の中に、津波で流されてしまった墓石が一か所にまとめて置かれている写真があったが、彼女がどんな気持ちでこの写真の数々を見たのか、何も言わず何も聞かずただただ無言で眺めていた。



友達に誘われて、春の鎌倉を散歩した。

つい最近まで真冬のような寒さの日々が続いていたけれど、この週末はとっても暖かかった。


鎌倉にはたくさんの神社やお寺があるのに、なぜかいつも同じ所ばかり足が向いてしまう。

最初に行ったのは北鎌倉の駅の前にある円覚寺。
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鎌倉は今が梅の見ごろ。

梅や水仙が美しく、お花の写真を撮っている人が多い。

ここのお茶屋さんは高台にあり、天気が良ければ富士山が見えるのだけれど、この日は残念ながら白くモヤがかかって富士山は見えなかった。
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この円覚寺には、小津安二郎監督、木下恵介監督、俳優の佐田啓二さん、女優の田中絹代さんなど映画関係者が多く眠っている。


次に訪れたのは円覚寺から徒歩数分のところにある東慶寺。

境内には四季折々の花が咲き、今は梅が満開だ。
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東慶寺は、さだまさしの「縁切り寺 」という曲でも有名だ。

江戸時代は夫側からしか離縁が認められていなかったが、夫と離縁したい妻はこの寺で2年間修行をすると離縁が認められる縁切り寺法というものがあったそうで、夫と別れたい妻は東慶寺を目指して鎌倉を訪れたそうだ。

この東慶寺には作家が多く眠っている。


一緒に来た友達は、この歌の歌詞が強烈に心に残って、彼氏ともご主人ともここへ来たことがないそうだ。

そういえば、わたしも女友達としか来たことないかも。

特に意識していなかったけれど。


東慶寺は四季折々に花が咲き女性に人気がある。

園内の案内板を見たら、年間パスポートがあることにビックリ。
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東慶寺から鎌倉方面に向かう途中でランチに入ったのは去来庵という古民家を利用したビーフシチューのお店。

かなりの人気店のようで何組かすでに店外に並んでいた。
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お肉はとっても柔らかかったけれど、ビーフシチューのセット(2625円)は大食いの私には量的には少な目、味はあっさり優しめ。

私の隣のカップルはビーフシチューのセットに、パスタも頼んでいた。


鎌倉は女性一人で散策している人も多く、このお店も女性一人の来店が何人かいた。

私が一人できたら、ビーフシチューセットとパスタ、両方頼んじゃいそうだ。

鎌倉らしい雰囲気を味わえるお店だった。

岡山へ旅行した初日、瀬戸内海を見たいと訪れたJR児島駅で観光船が出ないと聞いて、観光案内所で展望台への行き方を尋ねていた時に声を掛けてくださったご婦人がいた。


とっても元気な明るいご婦人で、ご自分の運転する車で見ず知らずの私を瀬戸内海や瀬戸大橋が見渡せる絶景ポイントに案内してくださった。


旅行を終えて帰宅してから、展望台で一緒に撮った写真と、私の住む神奈川の鎌倉の和菓子店のお菓子と横浜の崎陽軒の真空パックのシウマイをお礼状とともに送った。

そうしたら私のお礼へのお礼のハガキが届いた。

ハガキを読んでいたら、旅の思い出、生まれも育ちも児島で、児島が大好きだと語ったあの笑顔が思い出されて胸がいっぱいになった。
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そして旅先でお土産に買ったもの。


倉敷の昔の街並みが立ち並ぶ美観地区のお店で買った、ジュリーにそっくりのシーズーのマグカップと小さいお人形。
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買ったのはジュリーそっくりワンコのプリントされたワンコグッズだが、買ったお店は倉敷の猫屋敷。
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店内では本物の猫ちゃんたちが出迎えてくれた。

我が家の愛猫ちびに似たニャンコグッズがあれば買おうと思ったけれど、白黒ニャンコのグッズは見当たらず残念。
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岡山の名所の絵葉書。

旅の途中で実家などへ送ったり、読書のときのしおりにしている。
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岡山名物えびめしが簡単に自宅で作れる「えびめしの素」

うちのほうでは売っていないので、あの味を再現できるかと買ってみた。
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そして職場や知り合い、家族へのお菓子類。

きびだんごなど、岡山のお菓子類だ。

数箱買ってかさばるので、自宅へ発送してもらった。
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私は「旅の思い出は写真だけ」の人なので、飾り物・置物などはほとんど買わない。

旅先で買ったものでも、すぐ食べる、すぐ使う。

マグカップも早速使っている。

しかし今回の旅の一番の思い出の品は、ご婦人と一緒に撮った写真といただいたハガキになった。


岡山ぶらり旅、最後に行ったのは岡山の観光スポットとしては一番定番の岡山城と後楽園。

後楽園は、金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並んで日本三名園のひとつだ。


岡山に来てから、街を走っている路面電車がとっても気になっていた。
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岡山城と後楽園に行くために、岡山駅から念願の路面電車に乗る。

私が乗ったのは、最新型のようで素朴さはない。
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しかし車内は思いのほか居心地のいい空間になっていて、テーブルまでついている。

天井のディスプレイにビックリ。

夜は光るのかな。
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路面電車には初めて乗ったけれど、降りるときはブザーを押すというのはまるでバスだ。

赤信号ではちゃんと止まるし、降りるときに100円(安い!)を運賃箱に入れるのもバスみたい。


最初に向かった岡山城は、別名烏城と呼ばれる漆黒のお城で隣県の姫路城(別名白鷺城)と対比されることが多かったらしい。
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残念ながら昭和20年に空襲で焼失してしまい、現在建っているお城は昭和41年に再建されたものだそうだ。


早速入場し、とりあえず一番上まで行き順番に展示物を見ながら下りて来ようとエレベーターに乗る。

すると私の後から殿様が乗ってきてビックリ。

思わず奥に詰めると「かたじけない」と言ってくださった。


天守閣の一番上から岡山の町を見下ろしてみる。

岡山城と後楽園の間を流れる旭川が見えて景色がいい。
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平民たちに岡山城の歴史や岡山の町の説明をする殿様。
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この殿様、岡山城のHPには普段お城に殿様がいるとは書いてないが、みんな「殿様、殿様」と呼んでいたので一般人がコスプレしているとも思えないし、おそらく岡山城を築城した豊臣家五大老のひとりの宇喜多秀家さんではないかと思うのだが(よく見なかったけれど、名前がタスキに書いてあった)、いったい何者なのか謎だ。

殿様と一緒のエレベーターに乗る機会なんて、めったにあるもんじゃないからラッキーだった。


残念ながら、下の階は甲冑や刀剣、火縄銃などが展示されていたが、撮影禁止だったので写真がない。

岡山城を見学した後、吊り橋を渡って後楽園に向かう。

広大な庭園、茅葺の古民家、美しい庭園で、ミシュランの3つ星観光地にも選ばれているそうだ。
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後楽園の庭園越しに見る岡山城は絵葉書のように美しい。

芝生や木々が青々としている季節だったら、もっときれいだろうと思う。
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園内のお茶屋さんでひと休みする。
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お抹茶ときびだんご。
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しばらくのんびり園内を散策したあと、岡山駅に戻る。

最後に、駅ビルの中にあったお寿司屋さんで、岡山の郷土料理ばら寿司を食べる。

正面にままかりが鎮座している。
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友達が、「岡山のお寿司の酢飯は、東京の酢飯より甘いから慣れないと美味しくないかも」と言っていたけれど、とっても美味しかった。


岡山駅の桃太郎さん。

そういえば、少し前に岡山市長が岡山市を「桃太郎市」にするなんて話題作りで言っていたけれど、確かに県内あちこち桃太郎だらけだ。
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岡山は見どころがたくさんあるとっても楽しいところだった。

次に来るときは、今度こそ瀬戸内海で観光船に乗ってみたいし、四国にも足を延ばしてみたいな。



岡山旅行、3日目は岡山駅から吉備線に乗り備前一宮駅へ。

備前一宮駅にあるレンタサイクル店で自転車を借りる。
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この日は神社・仏閣をサイクリングを楽しみながら回る予定。

レンタサイクル店のおじさんが、吉備路史跡めぐりの地図をくれた。

御朱印をいただくのが目的で、いくつかの神社とお寺に行くつもりだ。


最初に向かったのは、吉備津彦神社。

桃太郎伝説のモデルになった大吉備津彦命の屋敷跡に社殿が建てられているらしい。
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さざれ石やいろいろな石、岩が祭られている。
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おみくじは桃太郎さんにちなんで、桃のおみくじ。

中華料理で見かける桃饅頭にそっくり。
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ぜんぜん強そうじゃない桃太郎さんの像もある。
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今回のサイクリングの相棒の「50号」

(自転車に50とナンバーがついていたので)

いつも乗っているママチャリと同じ形なので乗りやすい。
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この周辺は吉備路自転車専用道路がきちんと整備され、アップダウンも少なく自転車で巡るのにちょうどいい。

ただ自転車道路は畑の真ん中にあり、目的地に行くための曲がり角の目印がほとんどなくてちょっとわかりづらい。
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同じ光景の中をしばらく走っていたら、自分がどのあたりを走っていて、次の目的地まであとどれくらいなのかわからなくなった。

レンタサイクル店のおじさんにもらった地図も、るるぶ岡山の地図もかなりアバウトで、行き過ぎたのかまだなのか、自転車を止めてじっくり地図を見比べていたら、自転車で通りかかった男性が

「どこに行きたいの?」と聞いてくれた。

ほんと岡山の人は親切だ。

「吉備津神社に行きたいんですが、まだ先ですか?」

「この先を曲がって、突き当りを右に行けばあるよ、表示も出てるよ」


あ、ほんとだ。
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なんとか岡山屈指のパワースポット、吉備津神社に到着。

ここも桃太郎伝説のモデル、大吉備津彦大神が祭られている。

ここの本殿、拝殿は国宝らしい。
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ここの回廊が見事だとのことで、歩いてみるが先が見えない。

かなり長そうだ。
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少し歩いてもまだまだ先がありそうなので、途中で外に出てどれくらい先があるのか眺めてみた。

すごい長さだ。
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備中神楽面が飾られている。
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備中国分寺、宝福寺にも訪れたが、写真に私が一緒に写ってしまっているのであせる割愛するけれど、

宝福寺は室町時代の画家の雪舟が修行した禅寺で、雪舟の像がある。

ここには、元総理大臣の橋本竜太郎氏のお墓があるそうだ。
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自転車を返却し、帰りに再び吉備線に乗って岡山駅に戻った。

吉備線はワンマンカーで、1両目の先頭しかドアが開閉しないらしい。

そういう電車に乗ったことないので、ちょっと緊張する。


私は関東でも使っているsuicaで乗ったけれど、電車なのに整理券が出るようだ。
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料金表までついている。 まるで路線バスみたい。
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今回の旅行で、山陽本線、瀬戸大橋線、吉備線と3つのJRと路面電車に乗ったけれど、どれもみんな座席が4人が向い合せに座るボックスシート。

私の住んでいるところ周辺は横に長いベンチシートが主で、普通列車のボックスシートは乗ったことがないので、ボックスシートは席が空いていても座りづらい。

なにか座るのにローカルルールがあるのではないか?と気になってしまう。

勇気出して座れば良かった。

ローカル列車の旅、自転車で巡る旅も楽しい。

次からは、レンタサイクル活用しよう。




岡山旅行2日目の朝。

泊まったホテルはビジネスホテルだが、ビュッフェの朝食がついている。

なぜか旅行に出ると、朝の食欲がすごい。

朝起きたときから、朝稽古を済ませた力士のようにお腹が空いているのだ。


最初に食べたのは洋風の朝食。

パンが大好きなので、パンを何種類かチョイス。

クロワッサン、ロールパン、ホットサンド。
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まだ食べられそう・・ということで、次は和朝食に。
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右上の茶色いごはんは、岡山名物の「えびめし」

エビ入りのソース味(デミグラスソースに近いソース)のピラフだ。

岡山駅周辺の飲食店を見ていると、この「えびめし」やもう一つの岡山名物「デミカツ丼」をよく見かけるので、岡山の人はデミグラスソース味がかなり好きなんだなぁと思う。

お皿の下のほうにある銀色のお魚は、岡山名物「ままかりの酢漬け」

ままかり寿司など、岡山の郷土料理のままかりのお料理はあちこちで見かけた。

これだけ岡山では一般的に食べられているままかりだけれど、うちのほうではスーパーなどでもほとんど見かけないのが不思議。


最後にデザート。

左上のバナナクリームロールは岡山名物の人気パンだそうで、デザートのコーナーに置いてあった。

この写真には入っていないが、デザートにはきびだんごも置いてある。
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こうやって写真で見返すと、朝からスゴイ量食べているな。

関取並みだ ( ̄ー ̄;


朝食後、山陽本線に乗って友達と待ち合わせている倉敷駅へ向かう。

駅の改札を出ると、懐かしい友達Pちゃんの顔がすぐに目に入った。

Pちゃんとは、都立高校に入学したときに出席番号が前と後ろになり座席も前後になったりした縁ですぐに仲良くなり、それ以来のつきあいだ。

「久しぶり!」

とお互いに再会を喜び合っていると、私の後ろで

「akoちゃん、久しぶり」と言う人がいる。


えっ?

Pちゃんのほかに、岡山に知り合いはいないんだけど・・・と思って振り向くと、なんとPちゃんのママが。

「akoちゃんの顔が見たくて、ついて来ちゃった」

いつも笑顔で高校時代からかわいがってくれたママに会えて、気持ちがほっこりした。

きょうはママも一緒に倉敷散歩か?と思ったけれど、私の顔を見たらすぐに帰って行ってしまった。

私の顔を見るためだけに1時間半かけて倉敷まで来てくれたなんて感激だ。


倉敷駅から徒歩数分のところに、江戸時代から明治にかけての建物が立ち並び重要伝統的建造物群保存地区として景観が守られている美観地区が広がっている。
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中心を流れる倉敷川では川舟に乗ることができる。

300円とリーズナブルに楽しめるので、さっそく乗ってみる。
定員が5名なのでゆったり乗れるし、船頭さんが周囲の建物をガイドしてくれるのもありがたい。

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一段低いところから見上げる、なまこ壁・白壁の街並み。

時代劇みたいだ。

川沿いには、倉敷出身で現在東北楽天イーグルス監督の星野仙一さんの記念館もある。
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川の両岸に植えられているのは、桜や柳。

夏になると柳の枝が川面まで届き、趣があるという。

そういう季節に来てみたいなぁ。
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川舟を下りた後に、美観地区にあるカフェ、エル・グレコでお茶にする。

夏には建物全体が蔦で覆わるそうだ。
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この建物は近くの大原美術館を設立した大原氏の事務所として大正時代に建てられた洋館で、昭和34年に大原美術館で絵を楽しんだ人たちがひと休みできる場所をということでオープンしたそうだ。

店内の写真は撮れなかったけれど、アンティークでとっても雰囲気がいい。

観光客には人気のお店らしい。


美観地区には町屋を改装して造られた趣あるカフェやレストランがいくつかある。

しかし私たちが向かったのは、江戸時代や明治時代の情緒などまったくない「いがらしゆみこ美術館」。

当時は二人とも漫画やアニメが大好きだった。

高校時代なら夢中になったと思うけれど、大人になってみるとやっぱりちょっと子供っぽいな。

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美観地区から細い路地を入った目立たない場所にある。

店内はキャンディ・キャンディの作者、いがらしゆみこの原画がたくさん展示されている。

しかしキャンディ・キャンディ関連の原画やグッズは全くない。

原作者といがらしゆみこの間で、著作権を巡る裁判沙汰になりキャンディ・キャンディ関連作品の展示やグッズ作成・販売はできないらしい。


次に向かったのは、美観地区にある倉敷アイビースクエア。

明治時代に隆盛を極めた紡績工場「クラボウ」こと倉敷紡績の赤レンガの建物をそのまま生かした広大な商業施設で、ホテルにもなっているので泊まることもできる。

近代化産業遺産にもなっている場所だ。
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私はこの倉敷の古い町並みをもっともっと堪能したかったが、友達は倉敷のおしゃれスポットに行きたいと言う。

倉敷駅の美観地区の反対側にあった倉敷チボリ公園跡地が、いまはおしゃれスポットに変貌して連日他県からも人が押し寄せ、大変な人気らしい。


友達の住んでいるところが、岡山県内でもちょっと静かな場所でお店が周辺に何にもないらしく、東京生まれの彼女はにぎやかでショップがたくさんあるショッピングモールに行くほうが居心地がいいらしい。

自分ひとりなら美観地区を歩き倒すのだが、この日は友達との再会とおしゃべりが目的のひとつだから、Pちゃんと一緒にその「おしゃれスポット」に行ってみた。


行ってみたら「アリオ倉敷」

彼女には言えなかったが、アリオは私の家のすぐ近くにもあり建物の雰囲気はとても似ている。

隣にはアウトレットもあり、まさに岡山随一のおしゃれスポットのようだ。

アリオをぶらぶらして、食事したりお茶したりおしゃべりを楽しんだ。


「また来るね」と言ったら「今度は、私が東京に行きたい、もう5年も行ってない」と、東京がかなり恋しい様子。

楽しくて、そして別れるときにはちょっと切ない再会の一日だった。

前回のブログ更新から、気が付けば1カ月以上たっていた。

仕事に明け暮れた年末年始だったけれど、ようやく先週末から冬休みが取れた。


せっかくの連休、念願の京都に行こうかな・・と思っていた時に、岡山に住む高校時代の親友からメールがきた。

「もう5年も会っていないね。今年は会いたい」

それを見て、「そうだ、岡山に行こう!」と即決。

直前に急に決めたので友達が空いている日は一日しかないけれど、どうせ一人旅しようと思っていたんだから、あとの日は一人で岡山を楽しもう。


出発は1月26日。

新横浜から岡山まで、新幹線のぞみでぴったり3時間。

昼過ぎに岡山駅に到着。

予約してあったビジネスホテルに荷物だけ預けて、岡山駅の観光案内所へ。

せっかく岡山に来たからには、瀬戸内海を見てみたいと思っていたのでガイドブックの「るるぶ岡山」に載っていた「瀬戸大橋観光周遊船」の乗り場までの行き方と電車の時刻を教えてもらう。


観光案内所「ももたろう観光センター」を出ると、向かいに「ももたろう茶屋」が。
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観光客に無料でお茶ときびだんごをふるまってくれるらしい。

岡山に来て、初きびだんご。
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岡山駅から瀬戸大橋線に乗って、児島観光港のあるJR児島駅へ行く。

しかし児島駅についてみると、超強風のためか観光船は運行されていないらしい。

仕方ないので、鷲羽山展望台から瀬戸内海の景色を眺めようと、「るるぶ岡山」を開きながら児島駅の観光案内所でバスでの行き方やバスの時刻を尋ねる。

なんとバスは1時間後。


駅のベンチで待とうと構内をトボトボ歩いていると、

「鷲羽山に行きたいの?」とあるご婦人が声を掛けてくれた。

ガイドブック広げながらあれこれ相談している私と観光案内所の人のやり取りを見ていたらしい。

「はい、観光船に乗りたかったんですが運行されていないので、鷲羽山の展望台に行こうと思って」

というと

「バスの本数は少ないし不便だから、私が案内してあげるわよ」

「えっ (@_@)」

私よりかなり年上の地元のご婦人で、用事があって児島駅に来たがもう用事が済んで時間があるので、展望台に連れて行ってくれるという。


・・いや、そんな・・。

見知らぬ人の車に乗せてもらい案内してもらうなんて、まったく経験ないし、ちょっと怖い気もするし。

でもとっても感じのいいかただし、私のほうが力が強そうだから心配ない気もするし・・・。

一瞬、いろんなことが頭をよぎったが、結局ご厚意に甘えることにした。


ご婦人が最初に連れて行ってくれたのが、ガイドブックにも載っていない「せとうち児島ホテル」の展望台。
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海の上に、たくさんの島が浮かぶ姿は他では見られない絶景だ。


ご婦人はホテルに入り、エレベーターで9階へ。

9階のホールから窓越しに見下ろせる瀬戸大橋の景色はまさしく絶景。

次に来る機会があったら、全ての客室からこの絶景が見下ろせるというこのホテルに泊まりたい。
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次に行ったのが、鷲羽山展望台。
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こちら側から瀬戸大橋を見ると逆光になるけれど、海に太陽の光が反射してとってもきれい。

この児島という場所は、市でいうと倉敷市になる。

私の持っていた倉敷のイメージとかなり違うな。


見ず知らずの私を案内してくれたご婦人、70歳になるというけれどとっても若々しく優しく親切。

一緒に展望台で撮った写真を後で送る約束をしたので、自宅に帰ったらお礼をしなくちゃ。

児島駅まで送ってくれて、「気を付けて、旅行楽しんでね」と言ってくれた。

目に焼き付けた景色以上に、地元のかたの温かさ触れていい思い出ができた。


児島駅で岡山駅に行く電車を待っているとき、ふとベンチを見ると手作りの座布団が。

なんかほんわかした気持ちになる。
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児島から戻り、岡山駅近くの「三井ガーデンホテル岡山」にチェックイン。

ビジネスホテルなので、客室は白と黒を基調とした男性的な部屋だ。
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しかし気持ちのいい大浴場がついていて、駅に近くとっても便利。


部屋に荷物を置いて、ひと休みしたあと岡山の街へ繰り出し、夕食に「岡山名物ぼっこうそば」をいただく。

本当は岡山の郷土料理のばら寿司を食べたかったけれど、新幹線の中で駅弁を2つも食べたのでお腹がすいていなかった。
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隣にいた人の天麩羅そばのおつゆの色が薄いのにびっくり。

うどんだけでなく、お蕎麦のおつゆも違うんだなぁ。

あとで友達に聞いたら、友達も友達のお母さんも「岡山名物ぼっこうそば」を知らないという。

なんだ、郷土料理というわけではなかったみたいだ。


この日はホテルの大浴場でゆっくり温まって早めに就寝。

充実の一日だった。


中華街でランチをしたあと、横浜の港沿いを久しぶりにお散歩して最後に向かったのは赤レンガ倉庫。

横浜の人気スポットのひとつだ。


今の時期赤レンガ倉庫ではドイツのクリスマスマーケットをイメージした、ヒュッテと呼ばれる美しくクリスマスの装飾をされた木製の屋台がたくさん出現する。

クリスマスマーケットはドイツ発祥のヨーロッパの伝統的なクリスマスイベントで、家族や恋人同士でクリスマスのショッピングを楽しむものらしい。
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大勢の人がクリスマスのオーナメントやプレゼントを探したり、屋台でスイーツを買って食べ歩いたり楽しんでいる。
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ヒュッテと呼ばれる屋台の装飾が、どれもとっても美しい。

これはキリスト誕生のシーンだ。
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わたしのデジカメは、夜景やイルミネーションの撮影がダメダメなのでやけに暗く写っていて、輝きや美しさが全然出ていなくて残念。

本当はもっと明るく華やかだ。


このクリスマスツリーは、日本テレビの「世界の果てまでイッテQ」という番組のカレンダープロジェクトで立てられたツリー。

番組では群馬県の榛名山から運ばれて、番組メンバーで飾りつけをしているところも放送されていた。

このツリーの両側に、ずらりと雑貨や食べ物のヒュッテ(クリスマス屋台)が立ち並んでいる。
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そして赤レンガ倉庫には、冬になると特設のアイススケートリンクが出現する。
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ここで1月に開催される特別スケート教室は、なんと教えてくれるのが五輪の金メダリスト荒川静香さんだ。

残念ながら対象が小学生高学年~中学生の初心者だから私は教えてもらえないけれど(アイススケートは元々無理だけどあせる)、3500円という手ごろなお値段で金メダリストに教えてもらえるのは幸せだ。

スケート後のトークショーは誰でも聞くことができるそうなので、お話だけでも聞きたいなぁ。


ちなみに、小学校低学年が対象の八木沼純子さんの特別教室もある。


中華街でランチして、山下公園や大桟橋を散歩して、最後は赤レンガ倉庫でクリスマスマーケット。

今の時期は港沿いを歩くだけでいろいろ楽しめる。

次は山手の洋館めぐりをしたいなぁ。



中華街で食べ放題ランチを楽しんだ後は、腹ごなしに山下公園から大桟橋までお散歩。

いつ行っても、ほとんど同じコースになってしまう。


中華街側から山下公園に入ると、真っ先に目に入るのが氷川丸。

昭和5年に造られた船だが、いつみてもかっこよくて美しい船だ。

内部を見学したこともあるけれど、クラシカルな雰囲気がステキだった。
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山下公園から大桟橋に向かう途中に、神奈川県警の水上署がある。

いつ通りがかっても、県警の警備艇が行き交っている。

船の上にいるのは警官だと思うけれど、ここで働くからには船舶免許とかダイビングとかいろいろ資格がいりそう。
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大桟橋から見るみなとみらいの景色が好きなので、横浜に行くといつも大桟橋に行くのだが、この日は大桟橋の屋上デッキで大勢の人が行き交う中、結婚式の写真撮影をしていた。
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みなとみらいの夕景を背に幸せそうな二人・・・。

でも、かなりの強風が吹いていて、肩丸出しの花嫁さんはかなり寒そうだった。


この角度からだと、二人の背景はこんな感じ。

わたしのコンパクトカメラだとかなり暗いけれど、実際は夕日を浴びてとってもきれい。
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夜景はもっときれいなんだけれど、私の古いデジカメは夜景はダメダメなのだ。

夜景が美しく撮れるデジカメ欲しいなぁ。

きのう、昼ごろ思い立って久しぶりに横浜へ。

最初に行ったのは、おなかが空いていたので中華街へ。


海の女神さまが祭られている横浜媽祖廟。
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三国志に出てくる関羽が祭られている関帝廟。

関羽が祭られている寺社は、台湾と中国にもひとつづつあるそうだ。

台湾を訪れたときに、現地ガイドさんが関羽が祭られている台北の龍山寺を案内したときに言っていた。
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今回は初めてのお店で食べ放題ランチ。

駅に割引券が置いてあった鵬天閣というお店に入ってみた。

店頭にあったテレビモニターを見ると、過去にテレビ等でも紹介され小龍包が人気らしい。
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オーダーバイキング制で、メニューを見ながら注文するので熱々が出てくる。

中華街の食べ放題はオーダーバイキングのお店が多い。
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駅にあった割引券のおかげで、一人前2480円が1980円に。

平日ならもっと安くなるみたい。


中華街の魅力は香港や台北の横丁のような、雑多な雰囲気にエネルギッシュなアジアンパワーを感じるところ。

ちょっと怖いような怪しい雰囲気が漂っているところ。
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もう春節の準備も始まっていた。

中国では旧正月の春節が盛大に祝われるそうで、2013年の春節は2月10日だそうだ。
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久しぶりの中華街。

以前に比べて占いのお店、開運グッズのお店が増えていた。

あんなに占ってもらいたい人がいるものなのか。

店頭で開運の絵文字をその場で描いてくれるお店も増えた。

見回すと、赤と黄色だらけだ。

開運パワーをもらえた気になった。