介護の世界に飛び込んでもうすぐ2年が経とうとしています。
この2年弱を通して感じている事は、寄り道してきてよかったなぁということ。
・・・まぁ今いる自分がゴールとは思っていなくて、もしかしたら現在も寄り道なのかもしれないんですが。
ただ少なからず、この介護の世界で、自分は今までの経験を本当に漏れなく活かせている自覚があります。
学生時代の軽音学部の経験。
ピエロの筆でのモノづくりの経験。
印刷会社での印刷の知識。
大道具で身につけた経験、役者の活動、映像制作、イラスト活動・・・。
遊縁家-ゆうえんち-での経験。
そして個人的にすごいと思うのが・・・その経験の足跡が実はこのブログ「夢追い人」で全部覗けちゃうこと(笑)
ところどころ間は空いているけれど、このブログはまさに僕の表現人生とともにありました。
そして、今、生活の基盤をつくる介護の仕事では、まさに「日常」を支える世界を目の当たりにし、表現活動を続けるプライベートにおいては、「非日常」を届けることの素晴らしさを改めて実感しています。
ただ、僕自身がこれまでエンタメを届ける側にいて、エンタメに触れ続けていた事で、日常を支える介護という仕事の中で、いかに人が非日常を求めているか、非日常によって刺激を受けているかを発見することができました。
非日常が結果的に人の日常を支える力になるということを実感してきました。
介護の世界には当たり前に「認知症」をかかえた人たちがいて、そんな人たちは、新しい記憶を刻むことがなかなか難しくなります。
そんな人が、施設内につくった神社の鳥居を覚えていてくれて腰痛のために参拝してくれたり、バンドで音楽を演奏したことを覚えていてくれたりするのです。
歌ったり、笑ったり、身体を動かしたり。
そして、これはエンタメとは少し違うけど、時には手を握ったり。
僕は夜勤専属なので、利用者さんとは普段夕方から寝るまでのほんの数時間、起きてからのほんの数時間、コミュニケーションの機会はそれくらいで、あとは寝ている利用者さんとの関わりになるけれど、それでも可能な限り、利用者さんの「笑顔」や「心」に触れられるように意識しています。
朝ソファに一緒に座って朝日を眺めたり、夜空の星を見たり。一緒に朝食を摂ったり、眠れない利用者さんの手を握ったり。
僕も人間なので、心にゆとりがない時もあります。
そんな時はなかなか難しく、それができない自分へのストレスが、この介護業界のみんなが感じる最大の悩みなんだろうなと実感しながら、自分の心がしっかり機能している時は極力、利用者さんに寄り添えるように最大限努力しています。
そういう意識を持っていると、案外、夜だけの仕事でもみんなが発見できないような利用者さんの側面に出会えることもあります。
これは、エンタメという非日常の中で日常の尊いものを見てきたからだと思っています。
案外、介護現場の人たちって「星空」とか「朝日」とか「心」とか「愛」とか、口にしないんですよね。
人にとって、大切な事、当たり前のことって結構恥ずかしかったり照れくさかったりで、目を背けられがちです。
そういうものに目を向ける事に抵抗がないのも、日常的に「非日常」に触れていたおかげなんじゃないかと思います。
最近は、そんな日々の想いを、法人の人間として事業所のInstagramでツラツラ書かせてもらっています(法人の理念を大きく侵害しない程度に好き勝手に(笑))。
そして、昨日、僕が一つ法人内でやりたかった活動のとっかかりの記事をInstagram上に投稿しました。
僕の所属する事業所含め、法人がもつ全事業所を対象にエンタメサークルのメンバーを募集するという試みです!
どこに勤めてるからバレちゃうけど、あげちゃえ(笑)
この活動をすることで、自分の法人のあり方や、ゆくゆくは介護業界そのもののもつ体質をエンタメの力をつかって払拭できたらと思っています。
まぁまずは、自分が楽しく仕事するための第一歩^_^
エンタメのもつ力を信じて、日常を支える仕事にも取り組んでいきたいと思います!
はじ