2024年10月26日〜27日。
演劇音楽集団サルート旗揚げ公演 『天使が降りる空っぽの贈り物』終演いたしました。
今まで、あんなにお客さんから「刺さった」という言葉を聞いたことはなかっただろうというくらい、大好評のお芝居でした。
演劇音楽集団サルートは、音楽ユニット・ヒミツキチが主宰するチームなのですが、このヒミツキチというユニットがそもそも発信している想いこそが、このサルートが発信しているテーマのベースとなるものだと思っています。
ヒミツキチは、このブログにも何度も登場している僕の大好きな音楽ユニットなんですが、ここ数年は、以前にも増してエネルギッシュなメッセージに溢れたユニットとなっており、僕もライブでたくさん泣かされたり救われたり、笑顔にしてもらったりしました。
なんというか、全てを許されていて、居場所になってくれている感じ。
そして、今回は、音楽ライブとお芝居という二つの柱で構成されたイベントとなっていたわけなんですが、そのどちらも、一生懸命頑張っている「あなた」へのエールになるようなメッセージがたくさん詰め込まれていました。
【音楽ライブ】
音楽ライブのトリは、メンバー全員で歌う楽曲。
「君にルビーを」
もちろん我らが亮.K作曲。
作詞は座長のKICOちゃん。
歌詞の中に散りばめられたメンバーの名前やチームの名前から愛がたくさん伝わってくるし、もちろん歌詞そのものは、聞いてくれている「あなた」に目一杯のエール。
ただ、エールと言っても「頑張れ!」ではなく、「大丈夫だよ」「あなたはじゅうぶん頑張ってるよ」というような意味が特に強く・・・
あ、なんかこんなに細かく説明すると野暮な気がしてきたな(笑)
とにかく謙遜や遠慮、我慢なんかが人間の中に当たり前にある現代でそんなものはいらないよっていうような歌詞です。
みんな、「自分なんてまだまだです」「全然頑張りが足りません」なんて、自分のために「ありがとう」が言えないもんですよね。
世の中すごい人がたくさんいるから、自分なんてすごくないですって、ついつい遠慮したくなってしまう。素直に受け止めることが、どこか悪いことの様に思われがちですがそんなことないんです。
本当は生きてるだけで素晴らしい。
あなたの存在はそれだけで光り輝いてる。
そのことに気づけることが一番幸せなんです。
この歌を聴くことで、一人でも多くの人が自分を褒めてあげられる様になったらいいなと思います。
【加地】
お芝居パートの『天使が降りる空っぽの贈り物』略して天空(てんから)では、僕は主演の「加地」という役をいただきました。
今回の脚本は、KICOちゃんがメンバー一人一人のイメージから書いたあて書き。
ヒミツキチへの愛がきっかけで集まったメンバーなのでそれぞれのメンバーについてはKICOちゃんが誰よりもよく知っているので、あて書きは、それはもうガッツリ役者の分身の様なやつが生まれるわけなんですが・・・
限度があんだろってくらい僕は加地と重なりまくってました。挙げ句の果てには、僕自身のプライベートも加地くんと似た境遇になっていったり・・・
おかげさまで今回の脚本からいろんなことを学びました。
そして、いかに自分が人の気持ちを勝手に想像していたか思い知らされたし、自分よりも人のためにいろんな選択をしてきたのかを実感させられた気がします。
ちょうどこの天空の脚本と向き合っている頃、プライベートでもそれなりに気持ちを揺さぶられる出来事があったんですが、最初は相手にとって何がいいのかっていう気持ちをベースに答えを選択していたんですが、ふと、この選択が相手のためかどうかなんて、自分に決められることではないよな・・・と思ったんですね。
相手のために何かを選択するのは相手自身にしかできないことだ。
そう思ったら、やっぱり自分の気持ちは自分が一番わかってるんだから、自分のために選択してあげるしかないと思いました。
だから、なるべく後悔しない選択をしました。
すると、色々なことが好転して、奇跡の様な展開が訪れたのです。
おかげで僕は、心が一番満たされた状態で、本番を迎えることができました。
ただ、一つ、KICOちゃんに言われたことの中で、こんな言葉がありました。
「いい気分が、相手ありきになっちゃうと、ずーっとはじちゃんのいい気分は、外からもらうものになっちゃうよ」
あーそっか。考えてみると自分の気持ちっていつも他の人の気分に合わせたものになっていたなぁと思うんです。その分自分に責任がないから、きっといつでも何かのせいにしてきたんだなぁと思い至ったんですね。
それに気づけただけでも大きくて。
僕はこのやりとりをしている時に、少しずつ自分のために選択する生き方にシフトしていきそうな感覚をおぼえました。
まだまだ振り切れてはいないけど、大切な瞬間だったと思います。
今回のお話は、天使のミカエルが、加地くんに「自分というもの見失っている幸せ」を気づかせてあげるお話だったのですが、僕にとってのミカエルはKICOちゃんでした。
続く