石川県珠洲市では新たな地域振興策の一つとして風力発電所の建設が始まりました。
風力発電所が建設されるのは珠洲市の大谷峠です。現地で開かれた安全祈願祭には珠洲市の泉谷満寿裕市長や発電所を建設する日本風力開発の塚脇正幸社長が出席し、工事の安全を祈りました。
珠洲市では3年前に原発計画が凍結され、新たな地域振興策として風力発電所の誘致を進めてきました。
発電所には出力1500キロワットの発電機が10基建設され、来年3月の完成を予定しています。
年間の発電量はおよそ3000万キロワットアワーで、一般家庭1万世帯分の年間消費量にあたります。
日本風力発電の塚脇社長は、「風力発電を珠洲の地域振興に役立てたい」と話していて、今後さらに20基程度の増設も検討しています。