ここ数日、プライベートに仕事に忙しく、ちょっと時事ネタ情報と距離をおいていたのですが(新聞も読んでいなかった…)、昨日久しぶりに自分から情報をとりにいくと、やっぱり衝撃を受けるようなことがたくさん書かれているのですよね。

あれについても、これについても書きたい!と思っているうちに、あまりに多すぎて何について書いたらいいかわからなくなりました。

けど、まずはこれ。
福井県の原発事故に備えて、兵庫県のある自治体が安定ヨウ素剤の配布を始めたという記事
この自治体は先日再稼働した高浜原発から45kmほどのところ。
さら~っとこんな記事が書かれているけれど、こんなことをしないといけないなんて、やっぱりこういう状況おかしくありませんか?
原発って、命も国土もダメにする可能性があるものなのに、どうして次々と再稼働させるんでしょうか。

原発の話といえば、野中ともよさんのFACEBOOKに、頷ける記事がシェアされていました。
元スイス大使の方のお話 です(この元記事自体は2013年の記事でしたが)。

一部ここに転載しますね。

福島の事故の最大の教訓は、原発そのものはいかなる核兵器よりも危険である、ということが立証されたことです。この現実について、ちゃんと感性と倫理観があれば誰も反対できないのです。原発の危険性は、感性があれば10冊、100冊の本を読まなくても分かるはずです。今の電力問題、エネルギー問題な どの議論は、この感性に煙幕をかぶせることに過ぎません。

 

 

 

まず、原発を止めなければいけないのです。人間の英知というのは、そこから始まります。原発ゼロと決めれば、うまくやる方法はいくらでも生まれるでしょう。

 

 

 

放射能が子どもに及ぼす危険は、大変な問題です。昨年の10月、安倍総理にこの問題で会いに行きました。しかし、安倍さんは関心を示してくれなかったのです。子どもたちを集団疎開させるべきですが、今の政権の反応は冷たいですね。

 

 

 

ウクライナではチェルノブイリ原発事故の被害を、政府が発表しています。それによれば、放射能被害で病気になった被害者の数は260万人、そのうち 子どもは62万人という数字が出ています。恐ろしいです。ところが、現在の日本は、こうした放射能の被害問題をできるだけ小さく見せようとしています。日 本の人口が半分以下のウクライナが、この程度ですから、日本はもっと深刻なわけです。

 

 

 

今年3月11日に、イタリアで開催されたユネスコクラブ世界連盟は、3月11日を『地球倫理国際日』とする、と決めました。これは、3.11という 日本の震災に焦点を合わせた、という点で大きな意味があります。しかし、マスコミはこのことを一切報道しません。来年は、ワシントンで開催され、私もス ピーチを頼まれています。できれば、その時に『国連倫理サミット』実現への道を開きたいです。そうした、世界からの『倫理』の包囲で、日本の道を正したい です。


「原発そのものはいかなる核兵器よりも危険」だし、
「ちゃんと感性と倫理観があれば誰も反対できない」というのは、本当にそうだと思います。

一度、事故が起きたら、そこに住めなくなるし、知らずに被爆を続けたら命が奪われるのに、そういうことを平然と推し進めようとして、果ては、福島の事故が全く収束のめどもつかないのに、他国に輸出するって悪魔の仕業以外のなんでもありません。

知識があっても(それもなさそうですが)、知性や知恵がない人間に国を任せるのは、もうストップしないといけないと思います。

これ読んでみてください。今の国のからくりがよくわかります。
日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか/矢部 宏治
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