ここのところ連日、不幸なバス事故の他にも、ベッキーの不倫騒動やSMAPの解散騒動、…と報道が白熱してましたね。

バス事故については貴重な人命を突如として奪う出来事なので、当然のことながら同列には論じられません。
その背景には、規制や格差問題など、前の記事 で書いた歪みがあり、決して社会的な問題が無関係ではないように思われます。

一方、芸能界のスキャンダラスな話は…正直、個人的にはあまり関心がありません。
SMAPの問題は、ある意味、労働問題やらマスコミと芸能界の癒着など、社会問題化?している面もあるようですが、首相をはじめ、大臣クラスの人までコメントしているのを電波で流しているのをみて、さすがに開いた口がふさがりませんでした。

そんな中、昨日、FBで流れてきた記事で、なるほど、そのとおりだと思うものがありました。
上杉隆さんが紹介していた竹村健一さんの言葉です。

「マスコミが、芸能ネタなりスキャンダル事件を連日連夜、執拗に報道している時は注意しなさい。国民に知られたくないことが必ず裏で起きている。そういう時こそ、新聞の済から隅まで目を凝らし小さな小さな記事の中から真実を探り出しなさい」


別に裏で起きている話だけでなくても、
年初から暴落している株価には止めがかからなくなって、いよいよアベノミクスの神通力がはげ落ちていることや、
TPPの立役者だった甘利大臣の「政治とカネ」疑惑、
その他、国会でも綿密な裏をとった野党の鋭い追求に対する首相はじめとする与党の論理破綻した、あるいはしどろもどろの答弁、
などなど、いくらでも、都合の悪い話はありそうですが、これ以外にもっと深い闇がありそうです。

沖縄宜野湾市の市長選挙にいたっては、夏の参院選の前哨戦と呼ばれているのに、表のマスコミではほとんど報道されませんし、憲法9条改正よりも恐ろしい自民党の憲法改正草案の緊急事態条項 についてはSNSでは連日目にしても、表の報道ではあまり目にしません。

こんな状況なので、知らされる側の私たちが、メディア・リテラシーをもっともっと高めなければいけないと強く思う日々です。