今日の記事は、以前、教室のFACEBOOK に投稿した文章を加筆訂正したものになります。

私自身、絵はど素人なのですが、それでもみた瞬間に惹かれる絵というものはあります。
そして、現在、教室に飾ってある絵は、あるとき心を鷲掴みにされたものなのです。

教室の玄関に入って左側に2つの絵を額に入れて掛けているのですが、それらは、さまざまな国の子どもたちが横にならんで楽器を奏でたり、地球の上で子どもたちが円く輪になって平和を表現している絵なのです。






これらの絵はみているだけで、温かな気持ちになります。それらの絵の中心部分を拡大したものが上の写真です。

この絵を描いた方は、我が家がご贔屓にしているインド料理レストラン のオーナーさんです。
このお店はインド人シェフがつくる本格的なカレーはもちろん、ナンも絶品。
そして、有名ホテルのシェフだった方がつくる隠れた名品、「フレンチシェフの愛したプリン」は、とろける系が好きな娘でも絶賛するお味。

以前に家族でそのお店に入った時、お店に飾られていたこの絵を見て、「素敵な絵ですね。どなたがお描きになったのですか」と尋ねたところ、オーナーさんがにこやかに「実は私なんです」とお答えになりました。  

そのオーナーさんが仕事の合間にお描きになる絵は、やはりそれを見た人の間で好評で、お店に飾ったり、お知り合いにプレゼントされたり、しかるべき施設で展示されたりしているそうです。

「愛がテーマなんです」とのこと、お人柄がそのまま画風に表れています。
あるとき、社長さんは当教室にまでお越しくださり、教室のコンセプトなどをお話すると、なんと、写真の絵をお譲りくださるとおっしゃってくださったのです。

当初は恐縮&固辞しましたが、社会の役に立てるような人に育ってほしいとか、人と人との架橋になれるような人になってほしいとか、そういった教室の思いを汲み取って下さり、それにぴったりの絵を結局は譲っていただいたのです。
今では教室の宝物です。 

教室を出入りする生徒さんたちが、玄関で毎回チラリとこの絵を目にして、社長さんの優しい思いが伝わってくれることを願っています。何のために勉強をするのか。自分の能力を十二分に高めた後は、それを周囲の人との友愛や社会貢献に役立てる意義を、この絵のイメージとともに感覚的に覚えていてくれればと願ってやまないのです。