函館、岐阜の温泉と旅が続き、次に向かった先は「中山道を歩く旅」だった。そもそも、私が岐阜や長野に滞在したのは、その後控えている山梨湯治に向けてせっかく遠くまで行くのだから近隣地区も楽しみたいと思って計画したのが発端だ。北海道から移動して山梨湯治に行く前に1週間ほど岐阜や長野に滞在した。時間的余裕がある時には前後に旅行も出来るのが嬉しい。

 中山道を歩く旅は2回目。最初は半日トレッキングで長野県の奈良井宿を目指して歩いた。2回目は岐阜県の馬籠宿から長野県の妻籠宿までを歩く歴史深く人気のあるコースだ。前日は岐阜県の中津川にあるホテルに前泊。翌朝早めの出発を計画していたが、残念ながら雨が降ってしまったこともあり当日は出発時間を遅らせた。

 中津川も中津川宿があった宿場町で、お隣の落合宿までバスで移動してトレッキングをスタートした。目指すは馬籠宿だ。朝はそこそこに降っていた雨も落ち着き、小雨の中をスタートした。前日に100均で購入しておいたビニールポンチョが役に立つ。道のりは常に案内板もあるし石畳の道もあり歩きやすい。馬籠宿には思っていたよりも早い時間に到着。平日なのと小雨の影響もあり観光客が少なめだった。馬籠宿を後にすると馬籠峠を越えて妻籠宿に向かう。馬籠峠は標高790メートル、スタートの時点で標高300メートルを越えていて緩やかに馬籠宿を経由して馬籠峠に向かって登って行く。多少普段から歩いているレベルであれば難なく歩ける良いコースだった。途中何度か雨に降られたこともあり、足元だけは濡れてしまったが古き道のりを歩くのは楽しかった。

 妻籠宿にも無事にたどり着き宿場町を味わって最終地点の南木曽駅まで歩いた。落合宿、馬籠宿、妻籠宿、南木曽駅、このルートはバスも走っているので途中でバスに切り替えることも可能。結果的に予定しているルートは完歩出来て満足だった。距離にして17キロほどをゆっくりと時間をかけて歩くことが出来た。道中で出会った人は宿場町以外は外国人しか居なかった。日本人はあまり中山道を歩くことはしないのだろうか。

 翌日は足にほんのり筋肉痛が出た程度で大きなダメージはなかった。もともと筋肉痛になっても湯治に行って温泉でゆっくり疲れを取ればいいだろうと思っていた。洗濯を済ませ、荷造りをして、翌日から始まる山梨湯治に向けて備えた。地元北海道から山梨湯治に行くまでに、岐阜県と長野県を味わってちょっと寄り道出来たことが楽しかった。中山道を歩く旅の第二段も無事に楽しめて何よりだった。