見晴らしがよくて通っている
奥松島の新浜岬や稲が崎公園について、
纏めようかとおもいましたが、
今回は温泉つながりの記事にします。


お正月の三が日は早起きして、
伊豆沼の朝焼けをみる予定でしたが、
窓の外をみるとまさかの大雪。


これでは茜色に染まる空のなか飛び立つ
渡り鳥の姿をみるのはむずかしいなと、
新年早々二度寝をすることに。


ゆっくりと寝正月を満喫したので、
昼食は松島に向かうことにしました。


かねてから気になっていた陸前浜田で、
おいしい稲庭うどんをいただいたあとは、
雪化粧の馬の背をのんびりと散策。


冬靴は必須ですが、眺めのいい静かな場所で
個人的にとても気に入ったので、
後日ゆっくりと纏めたいとおもいます。


夕方からも富山観音さんや松島海岸付近、
五大堂などをお散歩したので、
夜のとばりに包まれる頃には足もくたくたに。


久しぶりにとろみのあるお湯が懐かしいと、
絶景の館さんに向かおうか悩みますが、
ミシュランで紹介された
眺めのいい露天風呂は小さめなので、
お正月シーズンは混雑が予想されます。


人混みに弱いわたしたちは相談した結果、
元旦は芭蕉の湯さんで、
朝風呂を楽しませていただいたので、
今回は湯の原温泉で日帰り入浴することに。


歴史のある外観の霊泉亭さんは、
年末にも訪問していましたが、
車の多さに断念していたお宿。


初訪問に期待に胸が高まります。


2016年に伝統的な板倉建築で、
あらたに生まれ変わった館内は、
木のぬくもりのある佇まい。


お湯は冷鉱泉で、加水はありませんが、
加温・循環・消毒あり。


松島はリゾート感だったり、
非日常をあじわえるお宿が多い印象ですが、
ここは古き良き日本といった
ひなびた湯治宿の面影を感じます。


日本三景でもある松島は、人気の観光地。


霊泉亭さんもお客様で賑わっていたので、
皆さんの迷惑にならないよう、
休憩室に飾られていた温泉成分表だけ
撮らせていただきました。


浴室のお写真は、
霊泉亭さんのリーフレットの一部を、
撮らせていただきましたが、
綺麗なお風呂は若い方にも好まれそうです。


リフォームでは裏の所有林から伐採した
檜や杉や松や欅などを使用されたそうで、
優しい木の空間にほっとしました。


湯船は内風呂のみですが、
7〜8人ほどが入れる広さで、
浴場内は木の香りに包まれているため、
塩素臭もあまり気になりません。


石巻で似た雰囲気だと、
追分温泉さんがあるのですが、
そちらも冷鉱泉ながら、
山の中の湯治宿の良さを感じる場所で、
ゆっくりすることができました。


霊泉亭さんもくつろげる場として、
地元の方に愛されているのが伝わり、
また通いたくなります。


新年早々、気持ちのいいお湯を
ありがとうございました。


初日の出を観賞した松島海岸にでると、
綺麗なお月様が出迎えてくれました。


前夜はスーパームーンだったため、
まだまだ迫力があります。   


松尾芭蕉の詠んだ
古の風景を愛でていただくため、
松島では満月の前後の期間は、
福浦橋のライトアップをお休みしてますが、
素敵なお心遣いですね。


月明かりが海面に映りこんで、
幻想的な月の道ができていました。


湯上がりだったので湯冷めしないよう、
短い時間でしたが、
静かに月見を楽しめてよかったです。