6月に訪問した山形旅行の続きになります。


初日は蔵王温泉の3つの共同浴場を楽しみ、
夕食のジンギスカン鍋にも、
すっかり満足していたのですが、
湯宿の浴場をみていると、
どうやらシャンプーなどは、
洗面所の利用になるようです。


宿のお風呂は宿泊者は、
24時間利用可能ということもあり、
せっかくなので、
近くの日帰り温泉へお散歩することに。


いくつか行き方はあるのですが、
夜道は迷いやすいかと、
いちばんわかりやすそうな
酢川温泉神社から登ってみました。
 

夜の闇に浮かびあがる朱色の鳥居は、
旅情を盛り上げてくれます。


気分が良くなって、どんどん進みますが、
こちらの階段が急勾配で、なかなかの曲者。


振り向くとかなりの高さで、
高所恐怖症の気があるわたしは、
途中からへっぴり腰に。


ようやく道路に出ましたが、
外灯もまばらなので、
ひとりだとちょっと心もとないかな。


帰り道はジンギスカンで評判の
ろばたさん方面を歩いたのですが、
そちらのほうが明るくてよかったです。


目的地の源七露天の湯に到着です。


暗かったため外観の写真は、
翌朝の散歩中に、撮り直しました。


こちらは21時閉館の、
素朴な佇まいの日帰り入浴施設。


館内は撮影禁止のため、
公式サイトからお借りしました。


タオルや貸しバスタオル、
ボディーソープや
リンスインシャンプーなどは、
有料でも利用できるため、
気軽に立ち寄れるのがありがたいですね。


わたしはアメニティを持参していたので、
受付のおばあちゃんに、
450円の入浴料を支払います。


20時前ということもあり、
お客様は脱衣場に湯上がりの二人と、
浴場に二人ほど。


山形市はさくらんぼ祭りの期間中のため、
混雑を覚悟していましたが、
女湯は空いていて、いいタイミングでした。


洗い場などはないため、
シャンプーなどは立ちながら、
カーテンのある簡素なスペースで済ませ、
まずは内湯を楽しむことに。


たっぷりとしたにごり湯は心地よい熱さで、
じっくりと身体をあたためてくれます。


皆さん、乳白色の露天風呂を目指すため、
大浴場のお湯は、幸運にも独占状態でした。


ひとしきり濁り湯を満喫したあとは、
露天風呂に向かいます。


広々とした岩風呂は、
青々した緑に包まれた開放的な雰囲気。


加水なしの源泉かけ流しということで、
敏感肌に赤みが出るかな?と思いましたが、
こちらの泉質は大丈夫でした。


蔵王温泉は熱々のお湯を、
さっと楽しむイメージでしたが、
高原の夜は外気がひんやりとしているため、
露天風呂の温度はぬるめで、 
長湯をするのにちょうどいい感じ。


夜間は林の中が一部、
青色にライトアップされていて、
心が落ち着けるひととき。


ぼんやりとお湯を楽しんでいたら、
皆さん先に上がられていたようで、
いつのまにか一人きりになっていました。


リラックスできる空間で、
ゆっくりと楽しませていただきました。


早朝、すずのやさんで、
湯の花たっぷりの朝風呂を楽しんだあとは、
蔵王温泉大露天風呂を目指すことに。


今回は、上湯共同浴場さんの真上にある
高見屋さんからの近道を歩きました。


温泉街は入り組んでいそうなため、
地元の方にうかがうと、
親切にも途中まで案内して下さいました。


お話し上手な紳士に教えていただいた
夕焼けの綺麗なスポット。


高見屋さんのスタッフさんでしょうか。
本当にありがとうございました。


今回の山形旅行では立ち寄れませんでしたが
次回は是非、訪問してみたいな。


緩やかな坂道を登っていくと、
蔵王温泉 名湯舎創さんのまえに出ました。


源七露天の湯を通りすぎ、
蔵王温泉スキー場を目指します。


分かれ道にさしかかると、
大きな看板に200メートルとありますが、
ここからの急な坂道が長かった…………。


朝の爽やかなウォーキングのはずが、
次第に汗だくに。


途中でおばあちゃんとすれちがいますが、
どうやら断念されたようです。
ここは車での移動がおすすめですね。


山道をひたすら登り続けると、
ようやく蔵王温泉スキー場がみえてきました。


朝からいい運動で、
すっかり息があがってしまいました。


蔵王温泉大露天風呂の入口がみえると、
達成感に包まれます。


営業中の看板がみえたので、
受付に進むと、まだ清掃中だったようで、
ほかにお客様はいないようです。


遠慮がちに尋ねてみると、
眺望のよい男湯の撮影をよかったらどうぞと
ありがたい御言葉が。


こちらの施設は、
普段は撮影禁止になっております。


このときは無人ということもあり、
ご好意で撮らせてくださいました。
本当にありがとうございます。


通常なら絶対に入ることのできない、
禁断の男湯エリア。


お掃除の邪魔にならないように、
手短に覗かせていただきました。


温泉雑誌などにたびたび登場する
憧れの東北の名湯。


マイナスイオンたっぷりの大自然のなか、
美しい乳白色の温泉が並ぶ様子は、
まさに絶景です。


洗い場などはありませんが、
綺麗に整頓されたケロリン桶に、
このまま入ってしまいたいと、
強く誘惑されてしまいます。


川のせせらぎのなか、
このロケーションを楽しめる男性が、
しみじみと羨ましくなる瞬間です。


蔵王温泉名物と言われるのが、
よくわかる素晴らしさ。
貴重な旅の思い出になりました。


親切なスタッフの皆さん、
夢のような時間をありがとうございました。


男湯探検は2〜3分のことでしたが、
本当に興奮してしまいました。


米沢の姥湯温泉でも感じましたが、
山奥の秘湯といった雰囲気は、
現代においてとても貴重です。  


売店で主人へのお土産に、
湯の花や湯の花石鹸をチェックしていると、
お待たせしましたとのお声がけが。


女湯の撮影は控えたので、
公式サイトからお借りしましたが、
青みがかった白濁のお湯は熱めのため、
気に入った岩場に腰かけながら、
半身浴で楽しむことに。


いちばん風呂を求めたのか、
オープン開始直後から、
続々とお客様がいらっしゃいます。


この日は一時間で、
20人ほどが入れ替わったかな?
 

源泉が流れこんだ渓流は、
ちょうどいい温度になっていて、
硫黄の香りに癒されながら、
寝湯として利用したりする方も。 


また休憩所の真下にある湯船は、
ぬるめになっているため、 
野鳥のさえずりを聴きながら、
ゆっくりと楽しむことができました。


新緑も清々しくて最高でしたが、
紅葉の季節なども趣がありそうですね。


冬季休業なのが惜しまれますが、
主人が絶対に気に入る雰囲気なので、
再訪問したいとおもいます。
いいお湯をありがとうございました。