2016年10月に録画していた
「歌姫からのおくりもの」。


福島県いわき市で8月に開催された
福島復興祈念チャリティーコンサートで、
繰り返しみているお気に入りの映像です。


30分ほどの番組なのですが、
イギリス出身のメゾソプラノ歌手である
キャサリン・ジェンキンスさんの
透きとおった歌声が心地よく、
選曲も讃美歌などが多いことから、
クリスマスの時期にぴったりです。


パリの木少年合唱団のコンサートも、
讃美歌がメインでしたが、
美しい旋律を耳にすると、
心が落ち着きますね。


ピエイエスや、
レナード・コーエンさんのハレルヤなど。


歌姫からのおくりものでは、
コンサートの様子が流れますが、
大好きな曲ばかり。


ミュージカルなどを観劇するときは、
オーケストラの迫力に痺れますが、
おうちでまったりとしたいときは、
バイオリンやハープやチェロなどの
落ち着いた響きが好みなので、
今回のしっとりしたピアノの伴奏も、
とても素敵でした。


ホルストのワールドインユニオン。
むずかしい曲ですが、
声に深みのある方なので、
ひきこまれてしまいます。


オペラ座の怪人からは、
アンドリュー・ロイド・ウェイバーさんの、
ミュージックオブザナイト。


ファントムの妖しさをだすために、
最初がらりと伴奏の雰囲気が変わります。


音楽の天才でもある怪人は、
不幸な幼少時代からか人間的に未熟で、
クリスティーヌへの愛ゆえに、
残虐な事件を起こしてしまいますが、
成熟した大人の女性の魅力がたっぷりな
キャサリンさんが歌い始めると、
イメージが違ってみえて興味深いです。


アメイジンググレイスは、
福島の子供たちといっしょに。

 
子供たちがインタビューのなかで、
自分たちの歌で、東日本大震災で
心が傷ついた人を癒してあげれたのが
うれしいとコメントをしていたのですが、
キャサリンさんが絆を持つことが、
未来に繋がっていくと仰っていたことは、
こういうことかなと印象に残りました。


のびのびとした歌声と、
心からの笑顔が本当に素晴らしかったです。


音楽のプロでありながら、
教師の道も歩んでいるという
キャサリンさんですが、
いつか生で聴ける日がくるといいな。


英国といえば、毎年夏に開催される
プロムス最終夜の様子を
番組でみたことがありますが、
民謡やクラシックや讃美歌などを
みんなで気軽に口ずさんでいて、
とても素敵だなぁと思ったことがあります。


今年のプロムスもテレビでみましたが、
観客が楽しそうに国旗をふりながら、
全員で合唱されていて、
まるでクラシックの野外フェスのようですね。


日本でもこういう音楽イベントがあれば、
ぜひ参加してみたいな。



写真は春のお話になりますが、
石巻のカフェ市さんの最終日の様子です。


市さんは隣接するレストランでも、
障害を抱えた方たちを支援されています。


わたしはカフェのほうに通っていたので、
閉店は残念でした。


たくさんの方への感謝の気持ちをこめて、
壁にはありがとうの文字が。


この日はお茶をする時間がなかったので、
お菓子を購入してきました。


おうちで珈琲といっしょにいただきましたが
素朴なあじわいにほっこりしました。
カフェ市さん、ありがとうございました。