九州はいま梅雨の真っ只中です☔️
殆どお日様を見ることがない日が続いていますが、こんな天気だからこそ、どの作物であれば梅雨を乗り切り夏場を迎えられるのか?
リサーチには絶好の機会なんですよね。
インゲンの考察
今まで育ててきた作物で考察していくと、例えばインゲンは基本的に露地栽培にはあまり向いていません。
何故なら雨には極端に弱いからです。
うちの場合、露地のインゲンはあくまでも施設栽培からのリレー的な役割りなので、短期で終わることを想定して作付けしています。
具体的には、6月中旬から7月初旬で終わるように毎年段取りをしています。
オクラの考察
オクラは雨には強いですが、雨が降ると受粉がうまく出来ずに実が落ちてしまいます。
それと寒さにはとても弱く、外気温が20℃以下だと枯れてしまったりアブラムシがついたりします。
それがあるので7月以降に収穫できるようなタイミング(5月初旬〜)で種蒔きをしています。
本格的に採れ始めるのは毎年7月10日前後になります。
リスク分散としての作付け
近年の温暖化や大雨、台風のリスクを考えると夏場の露地栽培は、特に果菜類の長期採りを期待してたくさん作付けすることは、もはや無謀な計画といえます。
うちも今まではオクラだけをメインに栽培していましたが、最近はあまりにも不安定な結果になってきたので、他の作物への切り替えも考えて取り組んでいます。
昨年から観察してきた結果では、キュウリとピーマン系はそれなりにできるようですね。
特にキュウリは春蒔きと夏蒔きの2回に分けられるので、今の気候条件では短期に(分けて)集中して栽培できるほうが無難だと思えます。
今の課題は7月〜9月の作付け
7月、8月、9月をどう安定させるかが現状の課題です。
多分、自分以外にも多くの生産者が『真夏』をどうやって乗り切るか⁉️
四苦八苦する光景が容易に想像できます。
まだしばらく梅雨は続きますが、夏を乗り切るための休養期間だと思ってゆっくり身体を休めたいと思います。