ご飯は日本人にとって欠かせない主食です。
しかし近年では『糖質制限』や『ダイエット』が流行り、ご飯はそこから排除の対象のようになってきました。
米やジャガイモはデンプン質
口に入る前の炊いたご飯は糖質ではなく、デンプン質の状態です。
よく、
『ご飯は30回噛んでから飲み込め』
とか言いますよね。
実はこのことはとても重要で、唾液とデンプン質が混じり合うことで、デンプンは麦芽糖(アミラーゼ)に変異していきます。
この麦芽糖の状態で飲み込むと、小腸の中でマルターゼという酵素の発酵作用でブドウ糖になり吸収されます。
時間にすれば、約12時間ほどかけて緩やかに体内へ吸収されることになります。
痩せやすい人ほど注意!!
因みに私は昔から太りにくい体質で、油断すると体重が減ってしまうタイプです。
角度を変えていえば、新陳代謝とは
体を作る ↔️ 体を壊す
この繰り返しですが、痩せやすい人は壊す割合が多い人にあたります。
ではどのようして体を壊していくのでしょうか?
ブドウ糖が命の源
『体が壊される』状態のときには、副腎からグルカゴンというストレスホルモンが分泌されています。
これは体が緊急事態のときに、自分の内臓や筋肉を壊してブドウ糖を作ります。
これを糖新生と言います。
最後は骨まで分解し生命を維持しようとしますが、骨粗相など非常に骨折しやすい状況を招いてしまうようです。
このように、痩せている人は根本的にブドウ糖が足りていないと言えますね。
持続的にブドウ糖を摂ることが大切
痩せやすいタイプの人はグルカゴンが出にくい状態を維持することがポイントのようです。
その為には、タンパク質や脂質以前に炭水化物をこまめに摂り、十分なブドウ糖が低い濃度で持続的にに出ている状態がベストですね。
このようにブドウ糖が体に満たされているからこそ、タンパク質や脂質もしっかりと吸収され健全な体へと生まれ変わっていくようです。
おわりに
やっぱり、古来から受け継がれてきた米食文化は日本人には欠かせないものですね。
私も一時期は、菜食に偏ったり、ご飯の量を減らして肉をたくさん食べたり、一日一食とか試したり‥
と色々やりましたが、普通に毎食炊きたてのご飯を食べている時が一番気持ちも満たされます。
やっぱり人の持っている本能や感性ってとても大事ですね。
よく『腑に落ちる』っていいますけど、自分の持っていた感覚と理屈が合致したときに使う言葉なんだなあと思います。
今回のお話は私が腑に落ちた体験を綴らせてもらいました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。