23日の秋分の日に出勤をした西尾農園は、今日は代わりに休みましたので、野菜の管理作業をお母さんとしてきました。
ワケギの追肥ですが、真ん中に溝を掘って、化成肥料をスジ撒きにします。
鍬で土寄せをすることで、ワケギの根元の白い部分が増えて美味しくなります。
これで追肥と土寄せは完了しましたが、プランターでは土寄せは難しいので、土を根元に追加してください。
お母さんが白菜の虫取りをしていますが、この作業を日に2回していても葉に穴が開いています。(無農薬栽培は、手間と根気がポイントです)
農園のニンジンは、西尾農園が強引に7cm間隔に間引きましたが、その効果で葉も15~20cm位に大きくなりました。
大根もお母さんが害虫の管理を徹底的にしてくれますので、元気に成長しています。
さて、ニンジン企画も間引き段階に入ってから最初は2cm間隔に間引きをしましたが、葉も少し大きくなってきましたので、2回目の間引きをすることにしました。
間引き前の様子ですが、葉もしっかりとしてきました。(最初の間引きが遅れるとニンジンに負担が掛かり、成長が遅くなりますのでご注意を)・・・ビビってはダメですよ。
4cm間隔程度まで間引きを進めましたが、この後はニンジンもグングンと大きくなりますので楽しみです。
間引き作業は、夕方か曇りの日にすれば、株を傷めませんので試してくださいね。
最後にキャベツ、カリフラワー、白菜に硫安を施しましたが、硫安の使用方法や施す量について解説します。
硫安を紹介してから購入された方も多くおられ、その効果についても喜ばれていますが、ブログ仲間のコメントを拝見していますと全ての野菜に効果があるスーパー肥料と思われている方もいますので、詳しく説明をさせていただきます。
1.小さな苗には全体に与えない(赤ちゃんに大人用のドリンクを飲ませるようなもの)
2.キュウリ、ナスなら25cm以上になってから、白菜、キャベツは直径が同じく25cm以上です。
3.チッソ系肥料なので、大根、ニンジン、イモ類、豆類、トマトには与えない
4.成長期に与える肥料なので、株が大きくなれば、液肥や化成、配合肥料に切り換えます。(葉や幹を育てる肥料なので、実が付くようになれば、リン・カリ系肥料が有効です)
5.硫安の袋には水1リットル当たり、15gと書いていますが、これは農園用の基準なので、少なくしてください。(西尾農園は、農園で使用する時でも半分程度にしています)
6.プランターは土の量も限られていますので、3分の1にしても十分に効果があります。
7.あくまで、プロの農家が使用する肥料なので効果は抜群ですが、間違えば野菜も肥料に当りますので、少なめに使用してください。
8.分からない時は、無理をしないで西尾農園にコメントを下されば、アドバイスをさせていただきます。
今日は、普段の管理を紹介させていただきました、地味な作業ですが、これをキッチリとすることが美味しい野菜を作るコツですよ。