最近、連日のように食品問題がマスコミで報道されて、日本の食料自給率が39%まで低下していますが、まだまだ、関心が薄いように思われます。


 中国製のギョウザ問題から吉兆の食品偽装と使いまわし、飛騨牛の表示改ざん、中国製うなぎを日本産に等々と数え上げたら限がありません。


 そんな食品問題ですが、今日は野菜の知られざる実態をレポートしたいと思いますが、西尾農園は環境行政マンとして25年のキャリアがあります。

 今までの経験と多くの方との対話で知りえた事をまとめて「貴方がしらない野菜の世界」を考えてもらいたいと思います。


大量に廃棄される野菜や果物


 クリーンセンターには、毎日のように大量の野菜が持ち込まれ廃棄されていますが、痛んだものばかりではありません。

 スーパーや卸売り会社、食品加工会社、農家等が、野菜を廃棄しているですが、賞味期限切れ、仕入れすぎ、生産調整、カット野菜に分別できます。

 カット野菜(外食産業で、規格の大きさに切った残り・・・ハンバーガーの大きさに収まるようにカット)


市場に出ない野菜や果物


皆さんもキュウリを栽培していて約50%が曲がった状態だと思いますが、そんな2

級品は市場に出荷されずに消えてしまいます。

農家の自家消費や無人販売は良いほうで、廃棄やトラクターで踏み潰す、穴に埋める

  等、様々な方法で消えてなくなります。(例外的には、加工用に出荷されますが、箱代程度の価格)


 ◎ 農薬まみれの野菜や果物


   市場の規格主義(消費者にも責任)で見た目や型を重視した結果、農薬散布が日常的に行われて、出荷1日前まで散布されています。

   キャベツや白菜は、種まきから収穫まで20回程度は農薬を散布しますので、虫食いに穴が見当たりません。

   また、トレボンやダイヤジロン等の毒劇物に指定されている農薬が使われていますので、虫も食べには来ません。


土壌汚染と農業用水


  過剰な農薬散布と化学肥料の使用で、農地が体力を失いつつありますが、それに追い討ちを掛けているのが、山間部へ産業廃棄物の不法投棄によって有害物質が地下水やため池に流れ込んだ結果、野菜に有害物質が吸収されて市場に出回る危険性があります。

  また、農地の殺菌力が弱っていますので、さらに農薬が大量に散布されて悪い方向にすべり落ちていきます。


工場生産の野菜や果物


 市場の規格化と安定供給のために工場で、野菜や果物が水耕栽培で生産されて、液肥だけを施した結果、野菜の肥大化が進み、トマトやイチゴのように型は良いのですが、味は水臭くて美味しくない野菜が、工業製品のように生産ラインに流されてきます。

 土にはバクテリアや酵素が含まれて野菜の成長を助けていますが、自然の営みを無視した野菜が増え続けています。

 さて、今日は野菜の知られていない世界をレポートさせていただきましたが、野菜についての認識を深めることで、新たな知識も得るようになると思います。


 今日は、少し硬派なブログになりましたが、環境行政マンとしての警鐘です。