日本時間の今朝ほど、ワールドカップサッカー・ブラジル大会の決勝戦が終了し、幕を閉じました。優勝国は、圧倒的な強さを誇ったドイツでしたが、最優秀選手(MVP)には、敗戦した準優勝国アルゼンチンのエース・メッシ選手が選ばれました。彼の類いまれに突出したドリブルやシュート能力が高く評価されたと思います。
受賞したメッシ選手は、表彰時にも、笑顔や嬉しい表情は一切出さず、厳しい顔のままでした。
一方、ヤンキースの田中選手は、右肘靭帯損傷で戦線を離脱する事になり、マスコミの前で、「チームとファンに申し訳ない」と深く謝罪をしました。これを、米国メディアは大きく取り上げ、「素晴らしい考え」と絶讃する声が上がりました。日本では、自己責任の上で起こる怪我に対し、自分以外に申し訳ないと想う文化が強いようです。米国では、自分を中心に世界があり、日本では、世界の中の自分という感じでしょうか?
アルゼンチンのメッシ選手は、「試合が終われば全て友達」という感覚で、MVP受賞を素直に喜んでほしかったと思います。勝ち負けは意識進化を起こしませんが、それから学ぶ過程がそれを起こすからです。勝ち負けではない笑顔が、チームと国民を元気にするのです。
日本人の奥深い精神文化には、自分だけでなく、周囲を思いやるエネルギーが強く潜在しています。確かに、「自分」の意識が全てを創造するのですが、周囲を想う心は、大きく自分を育てます。田中選手の言動は、スポーツの大事な ものを、また一つ、思い出させてくれました。