今回はUPOINTのO (前立腺特異症候organ specific)です。
これは、自分自身が この病気の本体として最も重要と考えているところになります。
先に元々のUPOINTにおけるOの話をすると、「症状として前立腺の圧痛、前立腺液中の白血球増多、血精液症、広範囲の前立腺の石灰化などで、前立腺自体に問題がある」ということです。
では原因としてはどうでしょうか? 色々考察してきて、前立腺に問題がある人が多い気がしています。言葉を選ばずに言えば、慢性骨盤疼痛症(慢性前立腺炎)のほとんどは、病名通りやはり前立腺に問題があると思います(例外は腰椎に病変がある場合や、神経因性骨盤臓器症候群のように陰部神経そのものに最初から問題がある場合、そして心身症の場合)
なぜならば、TUEB(経尿道的前立腺核出術)で、70%が治癒、15%が改善という報告を出されている先生もおられるからです。手術したのが若い人ではなく前立腺肥大がある高齢の人のみのようですが、疼痛スコアも著明に(ほぼ0にまで)改善しています。(なおTUEBとHoLEPは電気メスでするかレーザーでするかの違いです)
また、とある病院で、TURPで手術した事例の8割近くが疼痛消失しているのもネット上ですが見かけました。この中には痛みの強い若い人の手術例も含まれているようです。(保険適応外なので自費でしょうが)
つまりこの2つを見ると、7-8割の人は前立腺もしくは病変部を取ることで良くなっているわけです。
となるとやはり、本体は前立腺にある人が多いと考えて良いように思います。(UPOINT全て記載した後に詳しく述べますが、そこに陰部神経、骨盤底筋群の過緊張、血流、いろんな問題は絡みます。)
自分の場合も、再燃時は座りすぎて前立腺付近を圧迫したのが明らかであること、また今も会陰の物理的刺激で悪化するということから、この要素が大きいように思います。
そして自分自身の前立腺のMRIで、放射線科の先生に、炎症部位を指摘されてるというのもあります。
だから自分は手術でとってしまえば治るのではと思い、痛みがひどかった時期に泌尿器科の先生に「TURPはだめですか?」って聞いたのですが「いやーそれは流石に・・・」と言われてしまいました。
まぁそうですよね、普通手術しない上に、若くして手術すると逆行性射精はともかく、勃起障害とかも問題になりますからね。
けどTURPでも勃起障害の頻度は2-10%で、HoLEPは影響なしとなってます(前立腺肥大症診療ガイドラインより)
後は術後尿失禁と尿道狭窄のリスクも少なからずあるのをどう考えるかですが、最終手段として自費で、TURPないしはTUEB この手段があるというのを持っておくだけで心が救われます。あとはやってくれる先生がいるかどうかというのが問題。いざとなったら、後輩の泌尿器科医に頼んでみようかな。
なお悪化と改善を繰り返す人も、その理由がよくわからないと言われてますが、「前立腺」がメインで考えると、自分で気づかないうちに前立腺(もしくは陰部神経かもしれませんが)を刺激しているのではないかと思ったりしてます。そしたらよくわからない再燃の辻褄が合いますので。刺激は物理的刺激もあれば、骨盤底筋群の過緊張での刺激もあるでしょう。
というか意外と皆さん良くなったら(完全に良くならなくても)座ってたり、元の日常に戻したりしてるので、それでなっている可能性はあると思うんですよね。
もちろん全員にあてはまるわけではないですが参考になればと思います。