泌尿器科領域で、この病気に対しては最近UPOINTによる臨床症状(表現形)が使われるようになっています。
UPOINTは、多彩な症状の表現系であるとともに、私自身はこのUPOINTがこの病態の原因でもあると思っています。
自分の病態含めて、UPOINT法でこの病気の原因に迫ってみます。
UPOINTとは、
U(排尿 urinary)
P(心理社会学的面 psychosocial)
O(臓器特異的organ specific)
I(感染infection)
N(神経学的 neurologic)
T(骨格筋の圧痛緊張性tenderness of skeletal muscles)
です。
順番に見ていきます。まずは今回はU(排尿 urinary)についてです。
症状として排尿障害が出る。例えば残尿、尿意切迫感、頻尿など の症状です。
軽度の慢性前立腺炎の人にはこれだけの症状の方もいますよね。実際に私の周りにもいます。
一方で原因として排尿障害が関与しているかどうかですが、この病気は「排尿障害が原因」だと言われてる先生もおられます。
自分自身20年前から半年に1回ほど排尿時の会陰部の激痛があり、その症状の軽い版が今の症状ですし、個人的には一理あると思ってます。
さらに、昔から頻尿で心因性だと思ってたのですが、その先生は「実は気づいて無いだけで若い頃から頻尿の人は排尿障害がベースにあり、このような人に慢性前立腺炎は起きやすい」ようなことも言われておりその可能性もあったのかなと。
最近、尿線分裂や、尿の追っかけ漏れ、夜間の尿回数が増えてたり、排尿時の会陰部の激痛の頻度が増えてたのも、実は年のせいだけでなくやはり排尿に問題があったのかもと思ってますので、なるほどなと感心しました。
ただ、原因が排尿障害だけだとすると、今やどこの病院でもおそらく出されるハルナールやユリーフなどのα遮断薬(+β3作動薬)などでほとんどの人が改善しているはずで、こんなに苦しむ人が多くならないはずなので、排尿障害だけではないのだろうと思います。
(もちろんこのU排尿障害が主原因であればハルナールやユリーフなどでよくなる人もいると思います)
さて、自分は排尿時の会陰部の激痛があって再燃したので、この排尿時の会陰部の激痛の正体が実は病態のヒントでは無いかと思ってて、正体を考えてみたのですが
①尿の逆流による刺激
②尿管の痙攣
③微細な結石が流れている
④一過性の神経痛(位置的に陰部神経)
このどれかだろうと思ってるのですが、③に関しては何度かエコーしても一度も石らしきものはなかったので違うと思います
④は結局①か②を経由して起こる結果だと思われるので、①か②だろうと。
座りすぎなど物理的刺激などで圧迫された状態で、尿管内圧が上がってうまく排尿できず(そこで尿管が痙攣している可能性もある)、排尿時に一部尿が逆流し、前立腺に炎症を起こす。その時に会陰部に激痛が走る
これが現時点での自分の見解です。(根拠はありませんので参考程度で)
ただ、尿の逆流による物理的刺激説は実際に言われていることです。