【大暑の天ぷらランチだ】

コパビルの近くの天亭に早めに出かけた。

「寿司屋はゆっくり、天ぷら屋は開店早々に」
とオヤジから教えてもらった。

寿司のシャリは時間が経つ方が冷たくて馴染む。

天ぷら油は、遅く行くと疲れてカリっと揚がらない。

たしかに、理屈だな、、と
子供心にしっかり覚えた。

「何からあげましょう」

「根菜は何がある」

「蓮根、さつまいも、、など」

「今日は精進揚げを食べる日なんだ」

「じゃ蓮根、さつまいもから」

この二品で根菜の天ぷらは終了。

つまり本来の大暑の
精進揚げ開運アクション終了。

「さて、いつも通りに揚げて」

季節だから鱧を食べた。

江戸前は穴子だったけど
今は、鱧も食べる。

きすとメゴチが好きで
追加する。

稚鮎もいい。

ビールもなしで最近は
慣れてきた。

時計を見たら12時45分。

小さなかき揚げ丼で締めて店を出る。

元気になった気がする。

しかし、日差しが眩しいなぁ。