安倍首相が、「うちで踊ろう」のムーブメントに参加。
特別称賛もしないけど、悪態を投げつける人々には、心からウンザリ。
首相のコラボの仕方は、決して正解ではないけど、悪態をリプライしまくる方が、星野源さんの想いを汚す気がしてならない。
勝手な解釈だけど、源さんの想いは、「外出できず、エンターテイメントを届けられない日々だって、クリエイティブな事はおうちで出来る。
曲を作ってみたから、おうちにいるみんなも、SNSでセッションして、クリエイティブに過ごしません?」という所にあった気がする。
誰が参加したっていいし、自由に楽しんで欲しいという雰囲気だった。
だから、首相のやり仕方にセンスはないけど、人を傷つけようという意図もない。
なのに、それがキッカケで悪口大会になっちゃうと、悲しむのはお源さんでは。



とは言え、首相が楽しげに日常を過ごす画を重ねたのは、確かに無神経。
何故って、星野源さんをはじめとするエンターテイナーは、ライブやコンサート、ドラマの撮影が延期または中止になり、かなりの窮地に。
特に会場費などに多額の予算を投資したイベンターや小さなプロダクションは、チケット代で回収できず、それこそ破産しかねない。
それの苦悩は、「悲しみの向こう」という歌詞や、曲調からも感じる。
そのタイミングで、自粛要請を出した為政者が、おうち時間をくつろいでいる姿を重ねてちゃうと、「えっ、エンターテイメント業界の苦境、理解されてます? そんなことより、補償していただけません?」って気分にもなるでしょう。

ただそれでも、有事に迅速な対応が求められる時に、建設的な意見ではなく、ただただ悪態を突きつける人には、心の底からウンザリ。
それは、東日本大震災の時の、菅直人さんへの罵詈雑言で聞き飽きた。
日本が一丸とならなきゃいけない時に必要なのは、非難より批判、罵声より提言。
その点に関しては、爆笑問題の大田さんと同意見。