国連ジュネーブの見学ツアーに参加しました | 女医の国際精神保健

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精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
他にも、旅行、馬術、音楽、写真などについて記載しています。

「日曜午後に気軽にできることってあるかな?」
というパリから数週間トレーニングに来ている金融君。
パリになくてジュネーブにあるものって難しいねえと思いながら、
国連ツアー とかどお?」

4月から8月は毎日開いています。
冬は月曜から金曜のみしか開いていなかったので、仕事をしていると参加しにくかったです。
というわけで、私も今回が初めての参加☆
仕事で訪問することは数回ありましたが、ちゃんと説明を聞きながら全体像を見られるのは嬉しい◎
そして、敷地も大きく、新旧の建物が入り組んでいるので、ガイドさんに連れられ道に迷わずに済むというのも嬉しい◎

ツアーを想いっきり楽しみにしてくれる友人君。
パリ出身でNYに住んでいた彼がこんなにワクワクしてくれるのは嬉しい。
そして、国連の世界での存在感ってすごいのだなあと思う。
そのあたりは、勤務すると分からなくなっちゃう点かも。

正面玄関の万国旗やhandicap internationalの椅子の像などの写真をひとしきりとります。
こんな   こんな   こんな

そこから徒歩5分くらいの別の入り口からツアーに入場します。
空港みたいな荷物検査を受け、身分証明書を提示して、顔写真と名前を登録します。
職員の私はおそらく不要なのですが、気分を盛り上げるために、友人君と一緒に参列。
「この時間は、フランス語と英語とスペイン語のツアーしかなく、英語ツアーしか残っていませんが大丈夫ですか?」
とか確認されながら、見学の人が多いことを実感。
で、もうちょっと進むと
「一人12フランです(約1000円)」
おっと、こりゃあ、バッジの出番だ!
というわけで、私は無料で、友人分だけの支払いでした。

ツアー待ち合い室の隣はお土産屋さん。
待っている間にのぞきます。

女医の国際精神保健Global Mental Health

あ!
この柄のTシャツを「高校生国連ツアー」みたいなのでNY本部へ行ったときに買いました!
絵柄が大好きで、相当長いこと使ったよ~
先日NYでも感じました が、高校生の時の漠然とした夢を今の私は生きてるんだわ~


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他にもいろんなグッズがあり、帰りに絵はがきを購入したのは、いつもと一緒。
それにしても、本が充実しているかも。
雰囲気としては、世界に関心があって、他人に関心があって、問題を解決したいと思っている人が好きな本のセレクション。
専門書から娯楽まで。

Nightmare Along the River Nile: A Story of Twen.../Createspace
¥996
Amazon.co.jp

今月の(?)イチオシはこちらの一冊でした。
友人ちゃんに譲ってもらった本たちにもありました。
読もう。

友人君は「人権」ネタのデザイン物が気になるようで、甥っ子ちゃ姪っ子たちに絵本やTシャツを見比べていました。

そうこうするうちに、集合の合図があり、約15人で出発しました。
欧州と米国の観光客が多いかな?
家族連れもいて、しっかり学校の勉強をしている感じの女の子は、ガイドさんの
「国連の公用語はどれでしょう?」
とか
「国連加盟国はいくつでしょうか?」
とかの質問にしっかり応えていました。
で、もちろんそれを促す/見守るお母さんが一番一生懸命で誇らしげな感じは、世界共通!
ちなみに、スイスが国連に加盟したのは2002年というのは、皆が驚いた事実。
(私は、半年前に驚いておきました)


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主な会議室を見学しながら、各国の贈答品をみながら、国連の歴史を聞きながら、ツアーは進んで行きます。


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ここは一番新しい会議室で「人権」関連の会議に使われます。
屋根が格好いい。
スペインのアーティストの作成のようで、
「万国の存在があることを忘れない」
「狭小的にならない」
という想いがこめられているようです。
いろいろな色や形や存在感の屋根は、「誰もが」感嘆できるという点で、前者を果たしています。
屋根が視野の全部に入ることはなく、頭か目を動かさないと全体が見渡せません、ということで後者を果たしています。


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庭に住んでいるクジャクも歴史があります。


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この部屋の大理石は4つの国から来ています。
お仕事で来たことのある部屋ですが、説明を受けるといろいろ理解が深まりますね。
受け売りながらも、友人やお客さんに伝えられるネタができます。
というわけで、勤務先に、見学ツアーや歴史のまとめがあったら、それで知識ダイジェストを得ることを心がけようとひらめきました。
それは、住んでいる町でも、通っている学校でも、使っている駅でもいいのだと思います。


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こちらは日本からの贈答のツボ。
地球儀がモチーフですが、脆弱な形をしています。
メッセージとしては、地球を皆で大事にしましょうということのようです。


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通りすがりの事務ゾーン。
事務用の時計はseikoでもcasioでもなくPatek Phillipです。
やっぱり国産って大事なのね~


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最も重厚な会議室はこちら。
扮装問題などを話し合うようです。
最近ではシリアが大きな議題です。


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こちらが一番大きな会議室でWHOの総会でも使う部屋です。
ILOの総会もこちらで行われ、先日はアウンサンスーチーさんがスピーチをしていました。


全部で1時間のツアーは国連の要点が凝縮でした。
友人君も私も満喫☆
あえて注文をすると、ガイドさんが冗談の一貫で国名を笑って紹介したり、外交の混乱を笑って紹介するのは、よくないかも~
その冗談は「彼の」冗談であって、「国連の」冗談ではないので、価値観に注意をする必要があると思います。
冗談は、もっと皆が共通に笑えるものでないとね。(特にこういう場では)

「今度パリに来るときはボクが案内するよ」
と友人君。
楽しみだ~
今回、ユーと一緒にツアーできて良かったよ◎