先日のブログの中で、コミュニケーションにおいて情報源となるのは

言葉の内容 : 7%
声     :38%
見た目、態度:55%

だということを書いた。

具体的な比率はともかくとして、この法則は診療においてもかなり当てはまるような気がする。

患者さんは僕たちのプレゼンテーション(診断結果、治療計画)の内容だけでなく、態度や口調などから総合的に判断して、医師が自分の体を預けることのできる人間かどうかを判断している。
だから、こちらの自信がなかったりするとすぐ見抜かれてしまう。

一方、僕たちだって患者さんをただ診ているだけではない
患者さんが病室に入ってきたときから、患者さんの緊張、不安、理解力、攻撃性、猜疑心などを観察・把握したうえで、患者さんとどういった距離をとり、どういったニュアンスで病状・方針を説明するか決めていくのだ。(この距離が計れない医者はしばしば患者とトラブルを起こす。)

最近はほぼファーストインプレッションで感じた距離感が外れないようになってきた。
都会と違って田舎だから、患者さんとの距離がほぼ一定(≒もともと医者を全面的に信頼)なだけかも知れないけどね。

因みに一番距離を近くしなければならないのはヤ○ザの方です。


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