全体としてはやや低調だった今回の学会だが、ランチョンセミナーは素晴らしかった。

武部宏さんという、「ことば塾」というのを長年主催されている方の講演で
「無くて七癖、ことば癖~説得力を高めるために、7つのチェックポイント」
という題名。

この武部先生、元京都テレビのアナウンサーだけあって、とにかく話がうまい。
聴衆に話を振ったり(振られていたのはうちの講師の先生だった)、お金の話をして笑わせたり、場の空気が少しだれてきた頃に突然声を張り上げて歌を歌ってみたり、まるで劇場のよう。

特に印象に残った話を3つ

まずは
メラビアンの法則
コミュニケーションにおいて、相手が判断に用いるのは、

言葉の内容: 7%
声    :38%
見た目  :55%

なんと声と見た目だけで93%決まってしまう!
ネットで色々調べてみると、実際のメラビアンの実験は、相手がどちらとも取れるメッセージを送ってきたときのみについてのものなので、やや法則が一人歩きしているような気もするが、プレゼンの大事さを物語っているといえよう。

次に
人生を変える「あほか」

あ:挨拶 (大きな声で!)
ほ:ほめる(ほめられる人が自分で認識している以上に!)
か:感謝 (具体的な点をあげて!)

これを日々しっかりするだけでガラッと人生が変わるとのこと。
う~ん、確かにそうかも。

最後に彼の締めくくりの言葉。

堂々と話をするというのは放っておいて自然にはできません。
堂々と話がしたいなら堂々とすると決めればええ。
堂々と話すということは人生の選択なんです。

明日は病棟の勉強会。
「口唇口蓋裂の治療とケア」について1時間話さなくてはならない。
(まだスライドが3分の1しかできていない。)
とりあえず堂々と話してみるか。

ペタしてね