うえーん。ゴキブリの洗礼を受けた隣人のDeborahが、旦那を引き連れて引っ越すことになりました。 せっかく仲良くなったのに。彼女いわく、もうこんな街、飽き飽き、だそうです。そうだよなー。普通の人は逃げ出すよなあ。


わきの下の町民は、すごい。 何がすごいかというと、彼らの浅薄さ。英語でよくShallowというが、まったく浅薄だ。ポルシェなんか当たり前、MaseratiやLangorghiniが走り回っている一見裕福そうに見えるこのわきの下の街。すごい車にのって、大きな家に住んで、羽振りがよさそうにしているが、皆借金だらけだ。見掛けさえ良ければ中味はどうでもいい、と真剣に信じている人間が多い。うちの会社にも、Bethという20歳後半の女性がいるが、彼女はここ一年間くらいの間に3回ほど整形手術を受けている。

一番最初の手術は、鼻。彼女は典型的なユダヤ人の鼻をしていたのだが、一週間ほど休暇から戻ってきたら、すっかり小ぶりの鼻になっていてみんなびっくりした。彼女は顔立ちはかわいいのだが、確かに鼻の存在感がありすぎたというのは暗黙の了解だったらしく、彼女の鼻の変化については特にうわさにもならなかった。


それから三ヶ月後に彼女が受けた手術は2重あご除去。うーん、ひょっとしたらあごの骨のインプラントかもしれない。とにかく、彼女が2週間くらい首の周りにギプスを巻いて出社していたので、周囲は交通事故でムチ打ちにでもあったのかと思ったが、ギプスが取れて、あっとびっくり。 首の周りがすっきりしてしまった。 


そして4ヶ月前、彼女はとうとう、豊胸手術を受けたのだった。私はそういうことに本当に無頓着なので、はっきり言って、人に言われるまでぜんぜん気が付かなかったのだが、そういえば胸のあたりがえらく盛り上がっている。 さすがにこれはうわさになった。会社には彼女の一年前の写真があるが、はっきりいって他人のようだ。似ても似つかない。一年前は栗色のセミロングだった彼女の髪はいつのまにか金ぴかのブロンドにかわり、おまけにヘアエクステンションをしたため、いわゆる一般でいうBlond Bimboそのものだ。彼女は庶務のアシスタントレベルなので、そんなに給料もらっていないはずなのに、どうやって手術の資金工面をしたのか不思議。


ところが、驚くなかれ、彼女の豊胸手術後まもなく、彼氏の影も形もなかった彼女に、彼氏ができたのだ。それも同じ会社に勤める同年代の青年。彼女の豊胸手術のことやら多分人から聞いて知っているだろうに。。。まったく男というのはわからん。


彼女だけではない。 隣人のスージーも完全なインプラントだ。 一緒にジョギングしても、ぜんぜん胸が動かないのでよくわかる。 男友達の中には、やはりインプラント女とつきあったことのあるやつもいて、触るとなんだか陶器のようで気持ちがわるかった、といっていた。彼女も時々鋭い痛みを訴えていたらしい。スージーは大丈夫そうだけど。


わきの下には、インプラント女がごろごろしている。もっとおそろしいのは、そういうインプラントのでかい胸の方が平らでも自然な胸よりいい思っている馬鹿な男たち。そんな馬鹿な男たちを一生懸命惹きつけようとして、危険を承知でインプラントをする女性。


当然付き合っているうちに、そういったインプラント女は、自分の彼が、本当の自分を好きになってくれたのか、インプラントに惹かれたのかそのうちわからなくなり、ノイローゼになったりする。 スージーはそのいい例で、彼女はいろんな色のカツラを週ごとに変えてかぶり、男性がどういう反応を示すのかを観察するのを趣味にしている。


周りの女友達が面白がって彼女の話を聞いている一方、私は、ちょっと怖くなった。彼女のそんな奇怪な行動は、自分という人間の価値がわからなくなってしまったことの象徴だと思う。そういえば、2,3年前に新聞の記事で、豊胸手術を受けた女性と自殺率の関係を調査した記事を読んだことがあるが、やはり豊胸手術を受けた女性は一般の女性と比べて自殺をしやすいという結論が述べられていた。


汚染のためにきっと能とか価値観も溶けてきているんだろう。恐ろしいわきの下の世界。早く脱出しなければ。どこへって?簡単。ここよりひどいところは多分ハリウッド以外にありませんから。