どうしてカワイイお嫁さんになれなかったんだろう。


物心ついたころから、カワイイと言われたことがなかった。 というと、ちょっと大げさ、まさか信じたんだないでしょうね!!! それでも七五三をお祝いするあたりは、カワイイとお世辞を言われました。(子供心にお世辞と解っていたなんて悲しいものがある。)


今にして思うと、私の体のサイズが問題だったんではないかしらん?と思う。


小学校四年生のとき、車掌さんに"子供料金は12歳まで!ちゃんと正しい切符を買いなさい”と怒られて初めてカラダが大きいことが罪であるのではないかと気づき始めた。 小学校の6年のとき、デパートのエスカレータにのっていて、後ろから大人のおじさんに”お茶でもしなーい?”と聞かれ、”あの、私小学生ですけど”と答えたときの相手の顔がまだ目に浮かぶ。 相手もびっくりしただろーなー。


中学生からは体重がずんずん増えて、砲丸投げの選手にならないか、とお声がかかったくらいだからドスコイもの。とーぜんこの間BFなどいなかったが、大人になれば勝手に体重は落ちるだろうと楽観していたので、それなりに楽しい中学生活をおくることができた。


高校は公立の進学校だったので、ラッキーなことに女生徒は全体の15%しかおらず、(いまでもそうなのかなー。完全な男女差別だよね、これって!)彼がゲットできるかなーと思ったんだが、周りの男子生徒からは“姐御”と呼ばれて完全に頼られる始末。男子生徒の恋愛相談に何度のってあげたか、数知れない。


高校二年のときの大学進学のカウンセリングで、担当の先生に”君、将来なにになりたいの?”と聞かれ”やー適当に2,3年OLやってから、専業主婦になって子供を育てたい。”とこたえると、オヤジは失礼なことに噴出しながら、”君ね、女子大にでもいかないと、結婚なんてむりだよ”とのたまった。 まあ、その一言で東京の女子大を軒並み受けることになったんだけどさ。


志望の女子大になんとか合格したものの、合コンをするたびに私の夢は遠ざかっていくようだった。 なぜか相手は’勉強が趣味ですー。全国模試で十番ないにはいったことあるんだよ、ぼくー。なんていう、おまえ、そんなひ弱な体で、教科書まともにかかえられたのかよっ、ってな感じの相手ばっかりで。。。 たまーにかっこいいのが参加すると、とーぜんそういうのはメンバーのなかでも小柄なカワイイ子しか相手にしない。


おまけに普段は、周りが女生徒ばかりなので、服装なんかぜんぜん気にかけない。高校生のころは、それでも毎日朝シャンとかしていたが、アパートが大学から徒歩で通える距離のため、出会いのチャンスなどまったくなく、キャンパスでも、周りが女ばっかりででは寝癖もお構いなし。 これじゃあ、オトコがよってくるわけないわな。


それでも、私は”社会人になれば、きっともっといろいろなチャンスが巡ってくる、と将来に夢を託しておりましたのでした。 (つづく)