普段から考えていた。
電車という中は「不思議な世界」と。
無差別にいろんな人が出入りして、ある種の社会やらを形成している。
もちろん、人々が会話をするわけではない。
ただ、じっとしてある地点からある地点まで行くために、居合わせているだけなのだ。
人によっては、辛い時間かもしれない。苦しい世界かもしれない。
なんでこんな人間くさいところに押し入れられなきゃいけないのか?
真っ暗な闇の中で、高速で動き出す。
常識的な感覚で言えば、とても不気味な空間である。
でも僕はその世界が好きだ。
奇妙な世界が好きなのだ。
だから、そんな空間で描いています。
作品「ライフ&ビルド」にまつわる人々の手記の記録。長い年月に
