Draw Lylicsのブログ

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二人ユニットDraw Lylicsのブログです!
割りと前から活動しているので数人の人には知っていただいてます(笑

泊音が歌詞を、黒枝が絵を書くユニットなのでよろしくお願いします!

Amebaでブログを始めよう!
デジャヴだ。


まさかオレと同じ夢を見るなんて…
あり得ないだろ?

「リューくん?どうしたの、黙って」

「え?あ、オレも同じような夢を見た」

「え?凄い!偶然だね!!
こんなこともあるんだねー!」



こいつは怖がったり引いたりしないのか?

普通同じ夢を見たら怪しむだろ。
まぁ性格が前向きだもんな。


「でもね、あたし夢で見たあの世界、知ってる気がするんだよね」

「んな訳ないだろ?」

「んー、懐かしい感じがしたもん!!
調べられないかな?」

「無理だっつの」


手の甲で軽く雅の頭を叩く。

「ほら、んなことより家に着いたぞ?」

「あ、ホントだ」



気付けば彼女の家の前まで来ていた。


雅は本当にずっと考えていたのだろう。
家に着いた事さえ気付かなかったのだから。


「リューくん、めんどいって言いながらちゃんと家まで送ってくれるよね!」

「…なんだ?嫌ならいいんだぞ?
めんどいからな」

「嫌って言ってないー!!
ありがとね、リューくん」



ニカッとはにかみながらこちらに笑顔を振りまく。

オレは、はいはい、と適当に流すと彼女が家に入るまで見届けた。


その後に力なくそこにしゃがみ込む。


「あいつ…無意識にしてるのか?」

顔、熱いな…
さっきまで赤くなってなかったよな?


「……オレも帰るか…」

立ち上がり歩こうとした瞬間だ。

「っ!?」
一瞬酷く激しい目眩がして、思わず壁に凭れかかる。


なんだったんだ?
本当に目の前が一瞬だけぐにゃっと歪んだ。

「……貧血か?」


目眩はすぐに治まりその後、家に帰るまでも特に何も無かった。












【……ーーー、帰ってきてください。
このままでは…ーーが……ナハトヴェルトが崩壊する】

誰だ?またあの夢か?


いや、違う?こんな夢じゃなかった。

【ナハトヴェルトを守るため、あなたが……犠牲を……】



所々しか聞こえない。

ナハトヴェルト?犠牲?
なんなんだ、これは……


【ーーー、ナハトヴェルトを……救って】

「お前は選択するよ、一人の犠牲者を選ぶ」


今度は誰だ?
さっきの女の声とは違う…

男の…声?


「邪魔をするなら、お前をーーー」


く、苦しい……首を、絞められてる?
なんだよ、夢じゃないのか!


ダメ、だ…息が……




チリンーーー

「リューくん」






朝7:29。

「!!」


ガバッと勢い良く起き上がる。

「はぁ、はぁ…はぁ……」


夢、だったのか?
それにしてはリアルだった。


今も首を絞められていた感覚が残っている。

「……最後の声…鈴の音……あれは雅の声だった…」



ハッキリと覚えている。
鈴が鳴りリューくんと俺を呼ぶ雅の声が。


それに…
「ナハト…ヴェルト……」
何回も出てきた言葉。



昨日の今朝見たあの異世界の名前か?



「……はぁ、目覚めの悪い朝だ…めんど…」
オレは重い足取りのまま学校へ行くため準備をした。