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Draw Lylicsのブログ

二人ユニットDraw Lylicsのブログです!
割りと前から活動しているので数人の人には知っていただいてます(笑

泊音が歌詞を、黒枝が絵を書くユニットなのでよろしくお願いします!

お久しぶりです!Draw Lylicsのゆうらです!!

今日からソレイユプロジェクトの小説を載せてきます!

なお小説のタイトルはソレイユ÷フォルティアとなります。
これは訳すと月÷力となっているのでよろしくお願いします!





~序章 ツキアカリレイン~

劉弥、雅、桜花、シオン、レイト、ルシア視点。


退屈だった毎日は今日で終わったーーー








もし、自分が願っていた事が本当に起きたとしたら、どうするだろうか。


喜ぶだろうか。

驚くだろうか。



オレなら…喜ぶだろう。


飽きてしまった日常から逃げる。
それがオレの今の願い。


だかこんな願い、そうそう叶う筈がない。

いつも通りの日常を過ごすしかない。

そう思っていたけど案外オレの願いはアッサリと叶った。




オレは今、非日常的な体験に襲われている。


オレが住む世界とは別の世界。


つまり……異世界にオレは居たんだーーー




今から10日間前……


「ふぁあああ…」


大きな欠伸をしながら見慣れた校舎内へ入っていく。


月城高等学校。オレが通っている高校名。


学力偏差値は中の上。

運動偏差値は中の下。


どこにでもある平凡な学校だった。


オレは月城に通い続けて二年目だ。



正直言うと学校なんて本当は行きたくもない。
ただ勉強を学んで、友達とかと遊んで、そして下校時間には帰る。

そんな毎日を五日連続で過ごすなんてつまらないと思う。



だけどオレはこの学校に来る意味は他にあった。



それは…

「劉弥先輩、おはよーございます♪」

「…いつからお前はオレのことをちゃんと先輩呼ばわりするようになったんだ?」


振り向くと明るめの茶髪を靡かせ、ペリドットのような綺麗な黄緑色の瞳をしている少女。


オレの幼馴染みである雅。

そうオレがここに通う理由は彼女に会えるから。



雅をいつから一人の女性として見てきただろうか?

オレは気付けば彼女を目で追う、そんな存在となっていた。



「幼馴染みとはいえ先輩だもの!
目上の人にはちゃんと先輩って言わないとね♪」

「それだと敬語もそうじゃないのか?」

「んー、気にしない!」



気にしないって……

雅はオレの一つ下で一年生だ。


だけど幼馴染みということもあり敬語無しの呼び捨てになっている。


まぁ今更先輩って言われてもピンと来ないからな。

何も言うまい…



「ところでリューくん」

そのニックネームはやめてほしいが…

「……なに?」

「今日ねあたし、変な夢見たんだ」

「変な夢?」



そういえばオレも今朝、夢を見たな。


知らない場所に居て、何故かオレは長刀を握って何かと戦ってる。


ぼんやりとしか覚えてないが、周りには同じ様に武器を持って一緒に戦ってる人。



そしてオレの横では雅が居た。

杖を持って必死に何かを唱えていた。



なんだか妙にリアルな夢。

(…なんて、夢を見たっけ……)

「実はねその夢にリューくんが出てたんだ」

「え?どんな夢だったんだ?」




まさかとは思い彼女に聞いてみる。


……が、会話を遮る様にキーンコーンカーンコーン、と学校の始まりを告げるチャイムが鳴った。


「あ、HRの時間だね!
話は帰りにするよ!また後でね!」



少し走り気味に雅は校舎内へと入って行った。

仕方ない。オレも行くか。
彼女の言った言葉が気にはなるが、二年校舎へと向かった。










六時間後、また同じ様にチャイムが鳴る。


今度は終わりの時間を告げるチャイム。

オレは必要なものだけをカバンの中に入れる作業をしていた。


「劉弥くん、妹ちゃんが来てるよ?」

(妹?)


クラスメイトの女子がオレを呼びそう言った。

扉の方を見ると、笑顔でこちらに手を振る雅の姿が目に入る。


(なるほど…オレたちは兄妹に見えるのか……
ちょっと複雑だな…)


カバンを手に取り彼女に近付いた。

「帰ろ、リューくん!」

「頼むからさ、みんなの前でリューくんはやめてくれないか?」



恥ずかしくなる。
てか多分、その呼び名を知るとクラスメイトの男子がうるさいと思う。


「えーー、でももうこれで定着してるんだもん。
それに可愛いしね!」

「…男が可愛いってのはおかしいだろ……」

「さ、帰ろうよ!」

「あー、はいはい」



彼女の一方的な押しでオレたちは学校を出た。






「あ、そだ!朝の続きね…」
通学路。雅が今朝に言おうとした夢の話をする。


そうだ。気になっていたんだ。

「なんかね、知らない風景…まるで異世界のような所に、あたしは居たんだ。
そして杖を持って……お仲間さんかな?
その人たちと一緒に戦ってた。
でねでね!隣にはリューくんも居たんだよ!」