気まぐれセイウチの詩
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ため息を吐いた
昨日も一昨日もその前も
ずっとずっと前から


ため息を吐くと幸せが逃げて行く
なんて言われても
と思ったけど
今の今までため息を吐いてきた…


ならば
ため息を吐かないように我慢しよう
そうしたら





オナラが出た


周りから人がいなくなった



幸せって何だろう?


ふと気付く
その場に留まる人一人



幸せってなんだろう?




忘れかけていた
最期の雪に
心奪われたり


出逢った
ポカポカ陽気に
気が緩んだり


寄り添う
初夏の暑さに
目を回したり


影一つ
夜の涼しさに
身を震わせたり


とどのつまり


長い雨にうたれて…


それでもまた
春はめぐりめぐる
名も知らぬ野草

重みに耐えかね

ゆっくりゆっくり

頭を垂れる

一筋の光を残し

歪んだ世界を映す

小さく叫び

小さく別れ

小さく広がる