10月27日時点でのMリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績です。
1位 +192.4 ABEMAS (20/80)
2位 +156.5 Pirates (20/80)
3位 +7.3 風林火山 (18/80)
4位 ▲2.5 フェニックス(16/80)
5位 ▲31.0 ドリブンズ (18/80)
6位 ▲77.1 雷電 (16/80)
7位 ▲245.6 麻雀格闘倶楽部(20/80)
TOPのABEMASがガクンとポイントを減らし、最下位の麻雀格闘倶楽部がググっと詰め寄ってきましたね。では今週の総評です。
10月22日(月)
この日はなんといっても、各チームで示し合わせての女流雀士4人による対戦が印象的でした。全てのチームに女流雀士がいわるけではないので、こういった対戦が企画できる機会自体がレアです。見世物としの色合いが強すぎるという見方もあるかもしれませんが、個人的には良い企画だったと思います。ファンを意識してのアイディア、またかねてより述べているMリーグのオリジナリティを創造していく上でとりあえず色々試してみてゆけばいいと思います。
10月23日(火)
2位から6位の間にいるいわゆる中間チーム同士の対決ということで、優勝を狙う上で重要な対戦となった日でした。結果的には、俺の中で優勝候補の筆頭と目しているPiratesがポイントを伸ばしてきました。2戦目に登場したPiratesの朝倉選手が俺の今期Mリーグの中でイチオシの選手なんですが、攻守のバランスに関しては誰よりも素晴らしい気がします。序盤で彼の打牌を捉えられることはあるでしょうが、読み材料が揃う後半になればなるほど彼の闘牌には凄みが増して攻めも守りも並み居る強豪が揃うMリーグの中でも一枚ほど上手であるように感じます。
10月25日(木)
1位から4位までのチーム同士の対戦となったこの日は、まさに優勝を巡る序盤の天王山でした。結果的にはPiratesが2戦連続でトップを獲得し、1位ABEMASへの距離をぐぐっと縮めました。ちなみに優勝候補筆頭は俺の中ではPiratesであることをMリーグ開催前から述べていますが、個人的に応援しているのは現在最下位の麻雀格闘倶楽部なので、ABEMASがほとんどポイントを伸ばさなかったことにはホッと胸をなで下ろしました。ABEMASは大井選手以外のプレイヤーに若干調子の陰りが見えてきています。
10月26日(金)
俺の応援している麻雀格闘倶楽部が首位のABEMASと直接対決ということで、個人的には昨日よりも重要な日となりました。すでに麻雀格闘倶楽部は挽回不可能じゃないかというくらいABEMASに水をあけられているので、この日も差を広げられるようなら優勝はちょっと難しくなるなと思っていたところ、眠れる獅子の佐々木選手(麻雀格闘倶楽部の本来のエース)がやってくれました。なんと初戦でABEMASの松本選手から国士を和了りトップラスを決め、2戦目もABEMASの白鳥選手を相手にまたもやトップラスを決めたのです。まさに獅子奮迅。この日だけで麻雀格闘倶楽部はABEMASとのポイント差を役260ポイント強縮めました。といってもまあ、依然としてその差は冒頭のように今だ大差ですがね。松本選手の佐々木選手への国士放銃はかなり高いレベルではありますが若干甘い一打だったと思います。徐々にポイントを削られているチーム事情の焦りが出たかなあ。
1位ABEMASと2位Piratesのポイント差は、クライマックスシリーズでの優勝を狙うという点では実質的には無くなったと言えるほどその差が詰まった一週間でした。麻雀格闘倶楽部はなんとか目が残ったかな。