昨日の帝光麻雀部のCSの話です。クライマックスシリーズじゃないですよ。チャンピオンシップですよ。そのルールの話です。
「最大5回戦まで行い、3pを先取した者の勝ち。3p獲得出来る者が現れなければ現王者の防衛とする。(1位になると1p、50000点越えでも1p)」
というものですが、これってかなり現王者に有利なルールだと思います。チャンピオンシップですからそれなりに強者が集結するわけなんですが、そんな中で5戦で3トップを獲るというのはかなり難しいことです。麻雀てトップ率が3割あれば相当強いと言われるゲームなので、5回中2回のトップでもかなりの好成績です。
そこで50000点越え1pという特典が結構重要になってくるわけですが、これも強者が集まればそうそうひとりに独走を許すなんて展開にはなりません。挑戦者は挑戦者同士での争いもあるわけですから。まあ麻雀は運の要素も強いですから、運が良ければ50000点を超えることは可能ですが、メンツが強いほどその可能性は低くなります。あとルール設定上、ラス親が普通の麻雀以上に有利になっているので、運悪くラス親権に恵まれなければかなり辛くなります。
そして最も挑戦者にとって厳しいなと思われる点は、挑戦者が3p獲得を目指して躍起にならないといけない陰で、現王者は無理にポイントを稼ぐ必要が無い点です。現王者の場合1回でもトップを獲れればもう相当有利な立場になります。一戦潰せたことになるわけですから。何なら、獲得ポイントゼロでもうまいこと場を回して誰も3pに届かないような展開にして5回戦を終えれば防衛成功です。
そういった点から、正直ルールとしては相当にエキセントリックだなという印象を受けました。平等な土俵で現王者に挑むというよりは、ものすごく有利に設定されたボスキャラと強い挑戦者共を打ち負かしてみろという、チャレンジゲームのような感じですかね。
まあそれでも運が良ければ勝てることがあるのが麻雀。気長に気楽に楽しみたいと思います。もうCSに出られることはないかもしれないけれど。
