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海外育ちの帰国子女なのに、国立大学受験を頑張った兄ちゃんと、海外育ちの帰国子女が日本の中高一貫に入学してからインターナショナルに転校した次男くんを育てる、アラフィフ母ちゃんの熱く楽しい子育て記録とアラフィフ波乱万丈、夫婦の人生珍道中のブログです。
3年前に見つかった髄膜腫の事も綴っております。
術後、綿棒を突っ込まれて夜から翌々日の朝までの約36時間の物語です。
喉に落ちた血は固まるので、飲み込まずに吐き出すように指示されていたけれど、鼻水と痰に血が混じる程度の出血で、私は血が少ないなぁと自分でも感じる。
ただ、空気が押し込められたように耳抜きできなくて、飲み物すらうまくごっくん出来ない
右耳がキーンとなってしまい、ちょびっとずつちょびっとずつ水分補給。
鼻をフーン👃できないので、水分ごっくんのタイミングでうまく耳に圧がかからないで空気を逃したいのですが、、、、できない
あと、何故か右鼻だけムズムズムズムズして、くしゃみ連発。
へくしょーんからの痛〜い
くしゃみの圧で鼻の奥がドクンドクンする
鼻水がドッと出てジョワーっと綿が膨らむ
そして、さらにムズムズする
奥の綿棒以外に、鼻の入り口に綿球☟こんなやつを詰めておくのですが、
真っ赤に血に染まるという方も結構いて、綿球取替が忙しいらしいのですが、私は鼻水7割、血3割、時々、「お!出たな!」と赤くなる事数回で、取り替えもさほどの頻度なく出血は落ち着いていきました。
ただ、鼻水よ🤧
何故今そんなにムズムズするの?
綿のケバに反応しまくり、ずーっとムズムズムズムズ。
鼻水を吸収して綿棒がパンパンになったせいで、奥で眼球に圧をかけはじめて、右目が痛い、圧迫から涙も出っ放し、頭も痛い
これが私が1番嫌だった事。
圧がかかるってホント体に良くないよね〜
ポケットWi-Fi借りて、アマプラの映画やネトフリの映画やらYouTubeやら…時間潰しはたんまり用意していたのですが、目や頭への圧を逃すようにベッドの頭を高くして、リクライニングした形で、
後何時間…
後何時間…
ひたすら修行者のように目を閉じ瞑想状態で時の流れを願いました。
ところで、YouTubeなんかで鼻手術を日帰りで受けた方が、綿を詰めたままで焼肉を食べる様子なんかをみるのですが、
なぜ、
味するんですか⁉️
わたくし、キャンディキャンディの歌がテーマソングの人生、「鼻ぺちゃだってだって、お、き、に、い〜り❣️」ではないけど、鼻ぺちゃ人生。
昔、若草物語のアニメをみていて、三女?のエイミーが鼻を洗濯バサミでつまんで高くしようとした場面で、母が冗談で「◯◯ちゃん(私)もしなあかんね笑」なんて言って、ちょっとやってみたら痛すぎて、あ、これはアニメの世界の話やなと幼いながらに悟った思い出があります。
そんなぺたんこの鼻、立派にそびえ立つお鼻を持ってらっしゃる方と同じサイズの綿棒はおっきすぎるはず。
鼻完全閉鎖で、嗅覚ゼロ。つまり味覚もゼロ。
手術翌日の昼食
しっかりしたチキンライスもクラムチャウダーも味も匂いもない、食欲もゼーロー。ただ無味無臭の塊を胃袋へ投入するのみだと、ある程度のところで楽しくなくなり4割ほど投入してご馳走様。
作って頂いたご飯を残して申し訳ないけれど無理でした
だから、やっぱり焼肉食べてる人との違いは鼻の高さやなと勝手な自己解決をして、明日の綿除去をひたすら待つのみ。
結論、この36時間は
無
ただひたすらに無
無の境地以外、何もない。
ただただ、鼻に圧をかけられ続ける中で、口呼吸。
さらに眼痛、右耳痛、頭痛。
素人でもわかる、綿が諸悪の根源。
抜くまで耐えるしかない。
でも、目の痛みが怖くて回診のたび、「先生!目が痛いです」と訴えるも、「あー、大きいのが入ってるからねー、我慢できない時は薬を足しましょうかねー。」
いや、いらん。薬じゃなくて、この圧で目がおかしくならんか心配なんですわたくし
内心そう思いつつ、軽くあしらわれるという事は、何かなるわけではないんだなと理解して、目に圧がかからない体制を試行錯誤しながら(ないんですが、気持ち)また無の境地へ舞い戻る。
余談ですが、退院直前に見つけた病棟内にディルームという談話室的なスペースがあり、今は見舞客は制限されているので、そのスペースでは入院中の患者がベッドで退屈したら気晴らしに座っていたりしていました。
膝の手術の時の思い出はリハビリに呼び出しされるので、なんなら忙しかった記憶でしたが、この手術では術後心電図モニターも点滴も手術翌日午前中で終わり、血圧と検温くらいで過ごすので、看護師さんもさほどこない。いや、交代するタイミングの挨拶くらいで、ほとんど来ない。
むしろそのディルームでちょっと景色でも眺めていた方が気が晴れたかもしれなかったなと思いました。
そして恐怖の2回目の夜
綿が詰まった口呼吸の状態で、術後一晩眠れていないので、かなり早い時間に相当な眠気
口呼吸なので口を開けたまま寝落ちするのですが、途中で口が閉じて、ググググっと息苦しさで起きて、慌ててハァハァ
うまく口を開けて寝て2時間くらいでハッと目が覚めたら、口がカッピカピのカッラカラ
うがいをして潤し、お茶をふくみ、リップクリームを塗り、再度ウトウトと眠り、やっとの思いで朝を迎えました。
あー昔々、出産の時も夜中に陣痛と戦ったなぁ。
あれもなかなかきつかったなぁ。
眠たい→痛〜い。
痛み引く→眠たい→痛すぎる〜
でも、今となれば懐かしい
いろんな思い出やら妄想やら瞑想やらを繰り広げつつ時は過ぎ、待望の朝の様子は次の記事に続く…