グルジエフ・ムーブメントとは、
今でも多くの人に影響を与えている、
「20世紀最大の神秘思想家」とよばれるグルジエフが作った
舞踊のことです。
グルジエフの、真の人間に至るまでの覚醒への道を教える「ワーク」
のことも、私はあまりよく分かりませんが、
このムーブメントも、自己開発のための修行の一つのようです。
ヨーロッパで勉強していると、
グルジエフの名前はしょっちゅう出てくるため、
一度でいいから、やってみたい!!
と思っていたダンスです。
ピーター・ブルックが作った、グルジエフの映画、「注目すべき人々との出会い」
(英語の映画動画に移動します)
にもそのムーブメントが出てきますし、Youtubeなんかでも見ることができます。
なんかちょっと怪しいような、不思議なダンス。
どうやって説明したらいいのか分からない動き。
でも、このダンスを体験した人たちからは、素晴らしかった!という感想が聞かれる。
グルジエフ・ムーブメントをおそらく世界で一番知っている人物だと言われる
AMIYOのもと、ダンスに挑戦。
説明はあまりなく、とにかく真似をしながら、体に叩き込んでいく感じ。
足、右手、左手、上半身、と身体をパーツにわけ、
それぞれ独自のリズムと性質を持つ、異なった動き学んだあと、全体で表現する。
今まで、こんな動きをしたことはない。
部分部分に、同時に注意を向けながら、全体にも注意を向ける。
動き出したとたん、思考ストップ。
何も考えられなくなる。
考えてしまうと、全体を動かしている流れみたいなものが見えなくなってしまう。
何かを見失ってしまう。
さらに、人の動きを見ながらやると、必ず自分のリズムが狂う。
一度動きを覚えたら、他の人に注意を向ける暇などない。
とにかく自分の動きに、集中するしかない。
今まで私が持っていた「日常的なリズム」は一切なくなり、
普段の私を越えた、何かが働き始めている感じがする。
グルジエフ・ムーブメントは
意識の覚醒につながることもあれば、
深い瞑想状態のようにも感じられる。
強烈な「いまここに在る」という感覚をもたらすという。
ムーブメントが終了すると、
自分の思考の世界が、急に広がったような不思議な感覚と、
幸福感が体中に広がった。
丸二日間のワークショップが、あっという間に過ぎてしまうほど、
私はこのダンスに夢中になってしまいました。
疲れているけれど、普段使わない脳のどこかを使ったような、
全く使ってないような、
体全体が一つの脳として動いていたような、
とにかく説明しにくい状態。
でも言えるのは、とにかく、心地よい疲労と、幸福感に包まれていた、ということ。
どうやらこれらの部分部分の動きやパターン、リズムの関係は、
緻密に計算されているようですが、
私には理解不可能。
ただただ、シンプルに見えるのに、ここまで心に強く働きかける動きを作った
グルジエフって本当にすごい・・・!と思うばかり。
見るだけでも素晴らしい体験になるとも言われていますが、
絶対に経験してみないと分からないと思います。
これは、どにかして続けたいダンスになりました。